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報連相の例文9選|上司や先輩へのメールで使える新入社員必見テク

報連相のメール例文
報連相のメール例文

こんにちは!NEO FLAG.です。

ビジネスの現場で欠かせないスキル「報連相」。特に社内イベントの企画や運営では、関係者との円滑なコミュニケーションが成功の鍵を握ります。しかし、「報告のタイミングが分からない」「連絡の仕方に自信が持てない」「相談の仕方が分からない」という声をよく耳にします。

そこで今回は、報連相の基本から実践的な例文まで、具体的にご紹介します。社内イベントの成功率を高める効果的なコミュニケーションのコツを、ぜひマスターしていきましょう。

報連相とは

報連相のメール例文_報連相とは

ビジネスにおける基本的なコミュニケーションスキルである「報連相」。

この言葉は「報告・連絡・相談」の略語で、特に組織やチームで働く上で欠かせないスキルとして知られています。

それでは、報連相の各要素について詳しく見ていきましょう。

報連相の報は「報告」

報告とは、自分が担当している業務の進捗状況や結果について、上司や関係者に伝えること。

業務の中におけるあらゆる場面、さまざまな事項について適切なタイミングでの報告が求められます。

具体的な報告が必要な場面

以下は、社内イベントにおいて特に報告が重要となる具体的なシーンです。

  • イベントの企画案が完成したとき
  • 会場やケータリングの見積もりを取得したとき
  • 参加者の募集開始時および締切時
  • 予算の執行状況(特に想定以上の支出が発生する可能性がある場合)
  • トラブルや予期せぬ事態が発生したとき
  • イベント終了後の実施報告と決算報告

報告時の基本姿勢

報告をする際は、以下の点に注意して行うことが重要です。

  1. タイミングを逃さない(特に問題が発生した場合は即座に報告)
  2. 5W1Hを意識した簡潔な内容構成
  3. 結論から先に伝える
  4. 必要に応じて対応策も併せて提案する
  5. 報告相手の立場や必要とする情報を考慮する

報連相の連は「連絡」

連絡とは、業務に関係する情報を必要な相手に伝えること。報告との大きな違いは、必ずしも上下関係を伴わない点にあります。

イベント運営においては、部署間や外部業者との間で、さまざまな情報をタイムリーに共有する必要があるでしょう。

連絡が必要なタイミング

社内イベントにおける重要な連絡タイミングには以下のようなものがあります。

  • イベントの企画段階での情報共有
  • 日程や会場が決定した際の周知
  • 参加者への案内事項の伝達
  • 外部業者との打ち合わせスケジュール調整
  • 当日のタイムスケジュール共有
  • 突発的な変更が生じた場合の周知

効果的な連絡方法

効果的な連絡を行うためのポイントは以下の通りです。

  1. 適切な連絡手段の選択(メール、チャット、電話など)
  2. 相手の立場や状況を考慮したタイミング
  3. 明確で分かりやすい情報提供
  4. 必要に応じた資料の添付
  5. 確認事項がある場合の明示

報連相の相は「相談」

相談とは、問題解決や意思決定のために、上司や同僚に助言や判断を仰ぐことを指します。イベント運営では予期せぬ事態も多いため、適切なタイミングでの相談が重要になるでしょう。

相談すべき状況の見極め方

以下のような状況では、積極的に相談することが推奨されます。

  • 予算を超過する可能性が出てきた場合
  • 複数の選択肢から判断に迷う場合
  • トラブルが発生し、自己判断が難しい場合
  • 新しい企画やアイデアの実現可能性を探る場合
  • 部署間の調整が必要な場合

建設的な相談の進め方

効果的な相談を行うためのステップは以下の通り。

  1. 事前準備:問題点の整理と必要資料の準備
  2. 状況説明:現状と課題の明確な説明
  3. 自身の考え:検討した対応策の提示
  4. 質問・確認:不明点の確認と追加情報の収集
  5. まとめ:結論と次のアクションの確認

報連相の重要性

報連相のメール例文_イメージ

報連相は単なるビジネスマナーではなく、プロジェクトの成否を分ける重要なスキルのひとつ。特に複数の部署や外部のケータリング業者、会場スタッフなどが関わるイベントの開催においては、情報共有の質がそのまま運営の質に直結します。

NEO FLAG.が手がけた数々のイベントでも、成功の鍵を握るのは常にコミュニケーションの質でした。

例えば、100名規模のオフライン懇親会を開催する場合、以下のような関係者との綿密な報連相が必要になります。

  • 社内の意思決定者:予算や企画内容の承認
  • 総務部門:会場の手配や備品の準備
  • 各部署の責任者:参加者の取りまとめ
  • ケータリング業者:料理の手配や当日の進行確認
  • 会場スタッフ:設営や音響、照明などの調整

一つでも報連相が不十分な箇所があれば、当日のトラブルや参加者の不満につながる可能性があります。逆に、適切な報連相ができていれば、以下のような効果が期待できるでしょう。

  1. スムーズな準備と進行
    ・関係者全員が最新の情報を共有
    ・役割分担の明確化
    ・スケジュールの適切な管理
  2. リスクの最小化
    ・問題の早期発見と対応
    ・予算超過の防止
    ・参加者への適切な情報提供
  3. 参加者満足度の向上
    ・ニーズに合わせた企画の実現
    ・快適な環境の提供
    ・スムーズな受付や案内
  4. チームワークの強化
    ・関係者間の信頼関係構築
    ・責任の所在の明確化
    ・経験やノウハウの共有

報連相の目的

報連相のメール例文_目的

報連相には、業務を円滑に進めるための明確な目的があります。特に多くの関係者が関わるプロジェクトでは、それぞれの目的を理解し、意識的に実践することが重要。

ここでは、報連相の4つの主要な目的について、具体的に解説していきます。

目的1:状況を把握して業務効率を上げるため

状況把握と業務効率の向上はあらゆる仕事において最も重要な項目のひとつ。適切な報連相により、全ての関係者が現状を正確に理解し、効率的に業務を進めることができます。

具体的な業務効率化の例

以下のような場面で、報連相による業務効率化が実現できます。

  1. 予算管理の効率化
    ・支出状況のリアルタイム共有
    ・予算超過の早期警告
    ・コスト削減案の迅速な検討
  2. スケジュール管理の最適化
    ・マイルストーンの進捗確認
    ・遅延リスクの早期発見
    ・リソースの適切な配分
  3. タスク管理の効率化
    ・重複作業の防止
    ・担当者間の連携強化
    ・優先順位の適切な判断

目的2:トラブルを未然に防ぐため

日々の仕事の中では予期せぬトラブルが発生する可能性が常にあります。適切な報連相は、そうしたトラブルの予防と早期対応に大きく貢献すると言えるでしょう。

予防可能なトラブル事例

以下のようなトラブルは適切な報連相で防ぐことができると考えられます。

  1. 参加者関連
    ・会場キャパシティのミスマッチ
    ・食事の数量不足
    ・特別な配慮が必要な参加者への対応漏れ
  2. 設備関連
    ・必要機材の手配漏れ
    ・電源容量の不足
    ・Wi-Fi環境の不備
  3. スケジュール関連
    ・準備時間の不足
    ・進行の遅延
    ・撤収時間の超過

目的3:チームワークを円滑に進めるため

プロジェクトを成功に導くには、関係者全員の協力が不可欠。報連相は、このチームワークを支える重要な役割を果たします。

効果的なチームコミュニケーション方法

チームワークを円滑にする報連相のポイントは以下の通り。

  1. 情報共有の仕組み作り
    ・定期的な進捗会議の設定
    ・オンラインツールの活用
    ・共有フォルダの整備
  2. コミュニケーションルールの確立
    ・報告フォーマットの統一
    ・連絡手段の明確化
    ・緊急時の対応フロー作成

目的4:お互いの信頼関係構築のため

長期的な視点で見ると、報連相の最も重要な目的の一つは、関係者間の信頼関係の構築です。

信頼関係を築くためのポイント

以下の点に注意して報連相を行うことで、より強固な信頼関係を築くことができます。

  1. コミュニケーションの質
    ・正確な情報提供
    ・適切なタイミング
    ・誠実な態度
  2. 問題解決への姿勢
    ・予防的なアプローチ
    ・迅速な対応
    ・フォローアップの徹底
  3. 相互理解の促進
    ・相手の立場への配慮
    ・建設的な提案
    ・感謝の気持ちの表現

報連相をおそろかにするリスク

報連相のメール例文_リスク

報連相をおろそかにすることは、単なるコミュニケーション不足に留まらない大きなリスク。NEO FLAG.の経験からも、報連相の不足が様々なトラブルの根本原因となるケースが多いことが分かっています。

ここでは、報連相をおろそかにした場合に発生する具体的なリスクを見ていきましょう。

大きなトラブルが発生する/回避できなくなる

適切な報連相がない状態では、小さな問題が大きなトラブルに発展するリスクが高まります。例えば、以下のような事態が発生する可能性が。

  1. 予算関連のトラブル
    ・予算超過の発見が遅れ、イベント内容の大幅な変更を余儀なくされる
    ・支払い遅延により、取引先との関係が悪化する
    ・予期せぬ追加費用が発生し、決裁が間に合わない
  2. スケジュール関連のトラブル
    ・準備不足による当日の混乱
    ・関係者間の認識齟齬による二重予約
    ・重要な期限の見落とし
  3. 参加者対応のトラブル
    ・食事の手配ミスによる数量不足
    ・特別な配慮が必要な参加者への対応漏れ
    ・重要な情報の伝達不足による参加者の不満

チームが機能しなくなる

報連相の不足は、チーム全体の機能低下を引き起こします。

  1. 情報共有の断絶
    ・重要な情報が一部の関係者にしか伝わらない
    ・部署間の連携が取れなくなる
    ・業務の重複や漏れが発生する
  2. モチベーションの低下
    ・チーム内の不信感の蓄積
    ・責任の所在が不明確になる
    ・成功体験の共有ができない

周囲から信頼されなくなる

報連相の不足は、個人やチームへの信頼を大きく損なう可能性があります。

  1. 上司からの信頼低下
    ・判断材料の提供が遅れる
    ・問題の隠蔽と誤解される
    ・マネジメント負荷の増大
  2. 同僚からの信頼低下
    ・チーム内の連携が困難になる
    ・情報格差による不公平感の発生
    ・協力を得にくくなる
  3. 外部関係者からの信頼低下
    ・取引先との関係悪化
    ・サービス品質への不信感
    ・将来的な取引機会の損失

業務効率が低下する

報連相の不足は、直接的な業務効率の低下をもたらします。

  1. 時間的損失
    ・情報収集に余分な時間が必要
    ・誤った作業のやり直し
    ・問題解決の遅延
  2. コスト面での損失
    ・重複投資の発生
    ・緊急対応による追加費用
    ・機会損失の増加
  3. リソースの無駄遣い
    ・人員の非効率な配置
    ・備品や設備の過不足
    ・ナレッジの活用不足

これらのリスクを回避するためには、プロフェッショナルのサポートを受けることも一つの選択肢です。

報連相がうまい人が心掛けているポイント

報連相のメール例文_イメージ

あらゆるプロジェクトの成功を支える報連相。ここでは、特にイベント運営において効果的な報連相を実現するための具体的なポイントをご紹介。

プロフェッショナルとして数多くのイベントを手がけてきたNEO FLAG.のノウハウをもとに、実践的なテクニックをお伝えします。

ポイント1:5W1Hを意識して要点をまとめる

イベント運営における報連相では、5W1Hを意識した情報整理が特に重要です。これにより、関係者全員が同じ認識を持ち、スムーズな準備や運営が可能になります。

5W1Hチェックリスト

イベントの報連相で確認すべき5W1Hの具体例:

  1. Why(目的)
    ・イベントの開催目的
    ・期待される効果
    ・達成したい目標
  2. Who(対象)
    ・参加対象者
    ・主要な関係者
    ・責任者と担当者
  3. When(時期)
    ・開催日時
    ・準備スケジュール
    ・各種期限
  4. Where(場所)
    ・会場情報
    ・アクセス方法
    ・設備状況
  5. What(内容)
    ・イベント内容
    ・必要な準備物
    ・予算
  6. How(方法)
    ・実施方法
    ・進行手順
    ・緊急時対応

ポイント2:結論から述べる

イベント運営に限らず、仕事の場面においては素早い意思決定や対応が求められます。そのため、報連相の際は結論を先に伝えることが重要です。

効果的な結論の伝え方

結論を効果的に伝えるためのポイント:

  1. 構成の基本
    ・結論→理由→詳細→確認事項
    ・重要度の高い情報から順に
    ・簡潔で明確な表現
  2. 実践的なテクニック
    ・見出しの活用
    ・箇条書きの利用
    ・重要部分の強調

ポイント3:ビジネスマナーに留意した言葉遣い

適切な言葉遣いは、スムーズなイベント運営の基盤となります。特に外部の関係者とのやり取りでは、プロフェッショナルとしての印象を大切にしましょう。

シーン別適切な言葉遣い例

  1. 上司への報告時
    ・「ご報告させていただきます」
    ・「ご確認をお願いいたします」
    ・「ご判断いただけますと幸いです」
  2. 取引先とのやり取り
    ・「お世話になっております」
    ・「ご検討いただけますと幸いです」
    ・「何卒よろしくお願い申し上げます」
  3. 社内関係者との連絡
    ・「お手数をおかけいたしますが」
    ・「ご協力をお願いできますでしょうか」
    ・「よろしくお願いいたします」

ポイント4:個人的な感情を交えない

イベント運営では様々な意見や要望が飛び交いますが、報連相では客観的な情報伝達を心がけることが重要です。

客観的な伝え方のテクニック

  1. 事実と意見の明確な区別
    ・数値やデータの活用
    ・具体的な事例の引用
    ・根拠の明示
  2. 感情的表現を避ける
    ・批判的な言葉を使わない
    ・個人的な好み判断を避ける
    ・建設的な提案を心がける

ポイント5:適切な相手選び(報連相の対象)

イベント運営では、状況に応じて適切な報連相の対象を選ぶことが重要です。

状況別の報告先の選び方

  1. 意思決定が必要な場合
    ・決裁権限者
    ・プロジェクトオーナー
    ・予算管理者
  2. 実務的な調整が必要な場合
    ・直属の上司
    ・関係部署の担当者
    ・外部業者の窓口担当
  3. 緊急対応が必要な場合
    ・緊急連絡網に従った連絡
    ・関係者への同時共有
    ・対応可能な責任者

シーン別|報告をする際のメール例文

報連相のメール例文_報告

報告は、プロジェクトの進捗を共有し、適切な判断を仰ぐための重要なコミュニケーション。

ここでは、実際のイベント運営でよく発生する報告シーンに応じた例文をご紹介します。
それぞれの状況に合わせて、適切にカスタマイズしてご活用ください。

例文1:進捗報告

【例文1-1:イベント企画の進捗報告】

件名:【進捗報告】創立10周年記念パーティーの企画状況について

○○部 ○○様

お世話になっております。
総務部の△△です。

創立10周年記念パーティーの企画状況について、進捗をご報告いたします。

1. 会場選定状況
・第一候補:○○ホテル 宴会場(収容人数200名)
・見積額:150万円(食事・備品込み)
・仮押さえ状況:11/15(金)18:00~22:00で仮押さえ済み

2. 企画内容
・オープニング:社長挨拶(15分)
・第一部:功労者表彰(30分)
・第二部:立食パーティー(90分)
・エンディング:締めの挨拶(15分)

3. 次のアクション
・会場の最終決定:今週中
・招待状の作成:来週着手予定
・詳細な進行表の作成:再来週目処

ご確認いただき、ご意見・ご指示を賜れますと幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。

【例文1-2:予算執行状況の報告】

件名:【予算状況報告】部門対抗運動会の支出状況について

○○部長様

お世話になっております。
イベント担当の△△です。

来月15日開催予定の部門対抗運動会について、現時点での予算執行状況をご報告いたします。

<予算執行状況>
予算総額:100万円
執行済み:65万円
内訳:
・会場使用料:30万円
・備品レンタル費:20万円
・景品代:10万円
・印刷費:5万円

残額:35万円
今後の主な支出予定:
・ケータリング費:25万円
・当日用消耗品:5万円
・予備費:5万円

現時点では予算内で進行できる見込みです。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

例文2:結果報告の例文

【例文2-1:イベント実施結果の報告】

件名:【結果報告】新入社員歓迎会の開催結果について

○○部長様

お世話になっております。
総務部の△△です。

本日開催いたしました新入社員歓迎会について、結果をご報告いたします。

1. 開催概要
日時:4月10日(金)18:00~20:00
場所:○○ホテル 宴会場
参加者数:85名(新入社員30名、既存社員55名)

2. 実施内容
・開会挨拶(人事部長)
・新入社員紹介
・歓迎会
・各部署からのメッセージ
・記念撮影
・閉会

3. 良かった点
・予定通りのスケジュールで進行
・参加者アンケートでの満足度90%
・新入社員全員と既存社員の交流機会創出

4. 改善点
・会場の空調管理
・受付での混雑
・写真撮影の時間配分

決算報告書は別途作成し、ご提出いたします。

【例文2-2:アンケート結果の報告】

件名:【集計結果】社内運動会 参加者アンケートについて

○○部 ○○様

お世話になっております。
イベント担当の△△です。

先日実施いたしました社内運動会の参加者アンケート結果について、ご報告いたします。

<アンケート概要>
回答者数:150名(参加者200名中)
回答率:75%

<主な結果>
1. 全体満足度
・大変満足:45%
・満足:35%
・普通:15%
・やや不満:5%
・不満:0%

2. 特に好評だった種目
・部署対抗リレー
・大縄跳び
・借り物競争

3. 改善要望の多かった点
・休憩時間の確保
・日陰スペースの設置
・飲み物の種類

詳細な分析結果は添付資料をご確認ください。
次回開催に向けた改善案を来週中に作成いたします。

例文3:問題やミスを伝える報告の例文

【例文3-1:予算超過の報告】

件名:【至急・ご報告】週末開催予定の懇親会における予算超過について

○○部長様

お世話になっております。
総務部の△△です。

週末開催予定の部署間交流懇親会について、予算超過が判明しましたので、
至急ご報告とご相談をさせていただきます。

<現状>
当初予算:50万円
見込み総額:62万円(+12万円)

<超過理由>
1. 参加者数の増加(当初60名→現在80名)
2. 食材費の想定外の値上がり
3. 追加で必要となった備品代

<対応案>
A案:予算の増額申請
B案:メニュー内容の見直し
C案:会費制への切り替え

ご判断いただきたく、お手数をおかけいたしますが、
本日中にご指示いただけますと幸いです。

【例文3-2:緊急事態の報告】

件名:【緊急報告】明日開催予定の表彰式における会場設備の不具合について

○○部長様

お世話になっております。
イベント担当の△△です。

明日開催予定の表彰式について、会場の映像設備に不具合が発生している旨、
会場側より連絡がありましたので、緊急にご報告いたします。

<現状>
・プロジェクターが起動しない状態
・修理には2~3日要する見込み

<対応案>
1. 代替会場への変更
2. ポータブルプロジェクターの手配
3. 進行内容の一部変更

現在、会場側と対応を協議中です。
16時までには結論を出したいと考えておりますので、
ご指示・ご助言をいただけますと幸いです。

シーン別|連絡をする際のメール例文

報連相のメール例文_連絡

イベント運営において、連絡は関係者間の情報共有を円滑にする重要な役割を果たします。ここでは、特に社内イベントで発生しやすい連絡シーンに応じた実用的な例文をご紹介。

NEO FLAG.での実績を基に、効果的なコミュニケーションのポイントを盛り込んでいます。

例文1:業務報告の例文

例文1:業務報告の例文

件名:【準備状況共有】創立記念パーティーの進捗について

プロジェクトメンバーの皆様

お世話になっております。
プロジェクトリーダーの△△です。

創立記念パーティーの準備状況について、共有させていただきます。

<現在の進捗状況>
完了項目:
・会場予約
・ケータリング手配
・司会者の決定
・タイムスケールの作成

進行中の項目:
・案内状の作成(担当:広報部)
・備品リストの確認(担当:総務部)
・当日の役割分担表(担当:企画部)

各担当者の皆様におかれましては、期日までのご対応をお願いいたします。
ご不明点等ございましたら、お気軽にご連絡ください。

【例文1-2:外部業者との打ち合わせ内容の共有】

件名:【打ち合わせ内容共有】ケータリング業者との最終確認内容について

イベント運営チームの皆様

お世話になっております。
調整担当の△△です。

本日行いましたケータリング業者との最終打ち合わせ内容について共有いたします。

<確認事項>
1. 納品時間:17:30(開始1時間前)
2. 料理内容:アレルギー対応済み
3. 人員体制:スタッフ4名体制
4. 緊急連絡先:○○様(090-XXXX-XXXX)

詳細な内容は添付の議事録をご確認ください。
追加のご要望等ございましたら、明日中にご連絡ください。

例文2:日程連絡の例文

【例文2-1:キックオフミーティングの日程調整】

件名:【日程調整】部署対抗運動会 キックオフMTGについて

プロジェクトメンバー各位

お世話になっております。
イベント事務局の△△です。

部署対抗運動会のキックオフミーティングについて、以下の候補日で調整させていただきたく存じます。

<候補日時>
第1候補:6/1(月)15:00-16:00
第2候補:6/2(火)14:00-15:00
第3候補:6/3(水)16:00-17:00

場所:本社5階大会議室

ご都合をご回答いただけますと幸いです。
回答期限:5/25(月)17:00まで

【例文2-2:イベント開催日程の告知】

件名:【開催日決定】夏季懇親会の開催日程について

社員各位

お世話になっております。
総務部の△△です。

夏季懇親会の開催日程が決定いたしましたので、ご連絡いたします。

<開催概要>
日時:7月15日(金)18:30~20:30
場所:○○ホテル 宴会場
参加費:無料

詳細な案内は来週お送りいたしますが、
ご予定の確保をお願いいたします。

例文3:変更連絡の例文

【例文3-1:イベント内容の変更連絡】

件名:【重要:内容変更】社内研修会の実施形式変更について

参加予定者各位

お世話になっております。
研修事務局の△△です。

来週開催予定の社内研修会について、
実施形式を変更させていただくことになりましたので、ご連絡いたします。

<変更内容>
変更前:対面形式(本社大会議室)
変更後:オンライン形式(Zoomミーティング)

<変更理由>
・感染症対策の強化
・参加者からの要望

<今後の対応>
・5/20までに接続テスト実施
・開催日前日までにURL配信

ご不便をおかけいたしますが、ご理解いただけますと幸いです。

【例文3-2:開催時間の変更連絡】

件名:【開始時間変更】部門会議の開始時間変更について

ご参加者各位

お世話になっております。
事務局の△△です。

本日開催予定の部門会議について、
開始時間を変更させていただきたく、ご連絡いたします。

<変更内容>
変更前:14:00~15:30
変更後:15:00~16:30

<変更理由>
・午前の会議の延長
・参加必須メンバーのスケジュール調整

急なご連絡となり、大変申し訳ございません。
ご予定の調整をお願いいたします。

シーン別|相談をする際のメール例文

報連相のメール例文_相談

イベント運営では、様々な判断や決定が必要となる場面が発生します。特に複数の選択肢がある場合や、重要な意思決定が必要な場合は、適切な相談が不可欠。

ここでは、実務で使える具体的な相談メールの例文をご紹介します。

例文1:業務の進め方についての相談

【例文1-1:イベント企画内容の相談】

件名:【ご相談】年末懇親会の企画内容について

○○部長様

お世話になっております。
総務部の△△です。

年末懇親会の企画内容について、ご相談させていただきたく存じます。

<現在検討中の案>
A案:従来通りの立食パーティー形式
・予算:1人7,000円
・メリット:交流がしやすい
・デメリット:コロナ対策が必要

B案:着席+アトラクション形式
・予算:1人8,000円
・メリット:安全性が高い
・デメリット:移動の自由度が低い

C案:ハイブリッド形式(オンライン参加可)
・予算:1人6,000円
・メリット:参加方法の選択が可能
・デメリット:一体感の創出が課題

それぞれのメリット・デメリットを検討した結果、事務局としてはB案を推奨したいと考えております。
ご意見・ご指導いただけますと幸いです。

【例文1-2:実施手順の確認相談】

件名:【手順確認のお願い】表彰式の進行について

○○課長様

お世話になっております。
イベント担当の△△です。

来週の表彰式の進行について、確認させていただきたい点がございます。

<確認事項>
1. 表彰状の読み上げ
・部長様による読み上げでよろしいでしょうか
・受賞者は登壇前に整列が必要でしょうか

2. 写真撮影
・個別撮影は必要でしょうか
・集合写真のみとすることは可能でしょうか

3. 受賞者スピーチ
・全員必要でしょうか
・時間制限は設けるべきでしょうか

上記について、ご指示いただけますと助かります。

例文2:トラブル発生時の相談

【例文2-1:予算超過への対応相談】

件名:【緊急相談】社員旅行の予算超過への対応について

○○部長

お世話になっております。
企画担当の△△です。

社員旅行の予算について、緊急でご相談がございます。

<現状>
・予算超過額:150万円(当初予算比+20%)
・主な要因:交通費の高騰、宿泊費の値上げ

<対応案>
1. 追加予算の申請
・メリット:予定通りの内容実施可能
・デメリット:承認までに時間を要する

2. プラン内容の見直し
・メリット:予算内に収まる
・デメリット:満足度低下の懸念

3. 参加者負担の増額
・メリット:予算調整が容易
・デメリット:参加率低下の可能性

ご多忙のところ恐縮ですが、本日中にご指示いただけますと幸いです。

【例文2-2:機材トラブルへの対応相談】

○○様

お世話になっております。
セミナー担当の△△です。

明日のセミナーで使用予定のプロジェクターに不具合が発生し、
急遽ご相談させていただきます。

<状況>
・プロジェクターの映像が不安定
・修理には2~3日必要との診断

<考えられる対応策>
1. 代替機材の緊急レンタル
・費用:5万円程度
・手配:本日中に可能

2. 資料の印刷配布への切り替え
・費用:2万円程度
・準備:今晩中に可能

至急のご判断をいただけますと幸いです。

例文3:意思決定に関する相談

【例文3-1:開催形式の決定に関する相談】

件名:【ご相談】新入社員研修の実施形式について

○○部長様

お世話になっております。
研修担当の△△です。

新入社員研修の実施形式について、ご相談させていただきたく存じます。

<選択肢>
1. 完全対面式
・メリット:コミュニケーションが取りやすい
・デメリット:地方拠点からの移動コスト大

2. 完全オンライン式
・メリット:コスト削減、移動負担なし
・デメリット:グループワークの実施が難しい

3. ハイブリッド式
・メリット:柔軟な参加形態
・デメリット:運営の複雑化

研修効果と実施コストを考慮し、事務局としては
ハイブリッド式を推奨したいと考えております。

ご検討いただけますと幸いです。

【例文3-2:外部業者選定の相談】

件名:【ご相談】ケータリング業者の選定について

○○部長

お世話になっております。
イベント担当の△△です。

創立記念パーティーのケータリング業者について、
最終選定のご相談をさせていただきたく存じます。

<候補業者比較>
A社(NEO FLAG.)
・見積額:150万円
・特徴:実績豊富、当社イベントの理解度高
・メニュー:和洋折衷、アレルギー対応可

B社
・見積額:130万円
・特徴:新規参入、価格競争力あり
・メニュー:洋食中心、アレルギー対応要相談

総合的な観点から、A社を推奨させていただきたく存じます。
ご判断いただけますと幸いです。

相手が一番連絡のつきやすいツールを知っておくことも重要

報連相のメール例文_連絡がつきやすいツール

イベント運営では、緊急の連絡や即座の判断が必要となる場面が頻繁に発生します。そのため、単にメールだけでなく、状況に応じて最適なコミュニケーションツールを選択することが重要。

NEO FLAG.では、プロジェクト開始時に必ずコミュニケーション方法の確認を行い、スムーズな情報共有を実現しています。

効果的なコミュニケーションツールの選び方

様々なコミュニケーションツールには、それぞれ特徴や適した使用シーンが存在。状況や目的に応じて使い分けることで、より効果的な報連相が可能になります。

ツール別のメリット・デメリット

以下の表は、主なコミュニケーションツールの特徴をまとめたものです。

ツール種別メリットデメリット
ビジネスメール・正式な記録として残せる
・添付ファイルが送付可能
・時間を選ばず送信できる
・即時性に欠ける
・感情やニュアンスが伝わりにくい
・長文になりがち
ビジネスチャット・リアルタイムなコミュニケーションが可能
・カジュアルな雰囲気で相談しやすい
・グループでの情報共有が容易
・重要な情報が埋もれやすい
・業務時間外の対応期待
・形式的な記録としては不向き
電話・即時の回答が得られる
・詳細な説明や質疑応答が可能
・感情やニュアンスが伝わりやすい
・相手の時間を拘束する
・記録が残りにくい
・資料の共有ができない
Web会議・対面に近いコミュニケーションが可能
・画面共有で資料確認がしやすい
・複数人での協議に適している
・事前の日程調整が必要
・通信環境に左右される
・準備に時間がかかる

状況に応じた最適なツールの選び方

具体的なシーンごとの推奨ツールは以下の通りです。

  1. 緊急性の高い連絡
    第一選択:電話
    代替手段:ビジネスチャット
    注意点:
    ・事前に緊急連絡先を確認
    ・複数の連絡手段を確保
    ・エスカレーションルートの確認
  2. 正式な報告・連絡
    第一選択:メール
    代替手段:Web会議+議事録
    注意点:
    ・形式的な文書作成
    ・証跡としての保管
    ・必要な承認フローの確認
  3. 相談・協議が必要な場合
    第一選択:Web会議
    代替手段:対面ミーティング
    注意点:
    ・事前の資料共有
    ・参加者の予定確認
    ・結論の文書化
  4. 日常的な情報共有
    第一選択:ビジネスチャット
    代替手段:メール
    注意点:
    ・情報の優先度確認
    ・共有範囲の適切な設定
    ・重要事項の記録化

社内イベントの成功には、これらのツールを適切に使い分けることが重要。NEO FLAG.では、プロジェクト開始時にコミュニケーション計画を立案し、関係者全員で共有することで、スムーズな報連相を実現しています。

基本のビジネススキル「報連相」を習得して周りと差をつけよう

職場の人間関係ストレスの原因と解消法_転職

ここまで、社内イベントの運営における報連相の重要性と具体的な実践方法について解説してきました。報連相は、一見すると基本的なビジネススキルのように思えますが、実際には多くの要素が絡み合う高度なコミュニケーションスキル。

特に、複数の関係者が関わる社内イベントでは、その巧拙が成果を大きく左右します。

これまでの内容を実践的なアクションプランとして整理すると、以下のようになります。

  1. 報連相の基本の徹底
    ・5W1Hを意識した情報整理
    ・適切なタイミングの見極め
    ・正確な情報伝達
  2. ツールの使い分け
    ・状況に応じた適切な手段の選択
    ・各ツールの特性の理解
    ・伝達手段の複線化
  3. 文書作成スキルの向上
    ・分かりやすい文章構成
    ・簡潔な表現
    ・適切な敬語の使用
  4. コミュニケーション環境の整備
    ・関係者との信頼関係構築
    ・報連相ルールの明確化
    ・情報共有の仕組み作り

これらのスキルを着実に身につけることで、以下のような効果が期待できます。

  • プロジェクトの円滑な進行
  • トラブルの未然防止と適切な対応
  • チームワークの向上
  • 信頼関係の構築
  • キャリアアップへの貢献

特に社内イベントの運営では、これらのスキルが直接的に求められます。しかし、すべてを自社で完璧に実施するのは容易ではありません。そんなとき、プロフェッショナルのサポートを受けることも一つの選択肢。

NEO FLAG.では、イベントの企画段階から実施まで、報連相を含めた包括的なサポートを提供しています。特に以下のような場面でお役に立てます。

  • イベント運営の経験が少ないチーム
  • マンパワーが不足している部署
  • 大規模なイベントの実施
  • 複雑な調整が必要なケース
  • オンライン・オフラインのハイブリッド開催

プロフェッショナルのサポートを受けることで、より確実なイベント運営が可能になります。また、そのプロセスを通じて、効果的な報連相の実践方法も学ぶことができるでしょう。

ぜひ、この記事で紹介した内容を実践に活かし、より良い社内イベントの実現を目指し、必要に応じてプロフェッショナルのサポートも検討してみてください。皆様のイベント運営が、より円滑で効果的なものになることを願っています。

なお、社内イベントの企画・運営でお悩みの方は、お気軽にNEO FLAG.にご相談ください。豊富な経験と実績を持つプロフェッショナルが、最適なソリューションをご提案いたします。

【ダウンロードOK】社内イベントやコミュニケーション活性化に役立つ資料も無料配布!

以下のページでは、コロナ禍の社内イベントや社内コミュニケーション活性化に役立つPDF資料を配布中です。すべてダウンロードは無料です(内容の改ざん、二次配布は禁止とさせていただきます)

「社内イベント事例集40」にて社内イベントを実施した40社の口コミや開催形式をご紹介★

当社は、料理・イベント企画等でさまざまな形式の社内イベントに携わってまいりました。その数はオンライン・オフライン合わせて10000社以上に上ります(2022年7月現在)

本資料では、これまでに当社をご利用くださった法人・団体様の事例を40社分ピックアップしてご紹介。リアルな口コミや活用ポイントなどを、会の形式から探すことができます。

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新入社員教育のコツ | 目的や注意すべきポイント、NGコミュニケーション手法など

新入社員教育のコツ_サムネ
新入社員教育のコツ_TOP

こんにちは!NEO FLAG.です。

新入社員は企業が成長を遂げる上でなくてはならない存在です。新入社員を新たな仲間として迎え入れ、戦力となる人材へと育成するためのファーストステップは、入社後間も無く行われる新入社員教育(研修)です。

しかし、「新入社員教育が苦手…」と考える既存社員も少なくありません。今回は、「新入社員教育のコツ」について詳しく解説します。

新入社員教育の目的

入社後間も無く、良い先輩から適切な新人教育を受けた新入社員は、今後の成長も期待できます。

早期に生産性を高め、業務を円滑に進められる社員に育てるためには、「新入社員教育の目的」を念頭において教育にあたる必要があるでしょう。

新入社員教育のコツ_新入社員教育の目的

新入社員教育の目的は以下の通りです。

  1. 企業のビジョン・ミッションの理解を促す
  2. 企業文化を学ぶ
  3. 業務内容を正しく理解する
  4. コミュニケーションスキル向上
  5. 社会人マナーを覚える

企業のビジョン・ミッションの理解を促す

新入社員は、きちんとした志望動機があり、入社しています。しかし、自社の企業ビジョンやミッションを必ずしも把握しているとは限りません。そのため、新入社員教育を通して、企業のビジョン&ミッションをきちんと理解できる機会を設けることが大切です。

新入社員に企業のビジョンやミッションを浸透させることで、以下の効果があります。

  • 自らの業務が企業の目的に沿っているかどうか理解できる
  • 仕事にやりがいを持てるようになる
  • 自分たちの立場や役割が明確化し、正しい判断を促せる

企業文化を学ぶ

企業文化とは、企業が持つ独自の風土や価値観を表した言葉です。

近年では「会社とのミスマッチ」を理由に退職を選ぶ人も少なくありません。早期離職に歯止めをかけるには、企業文化への理解と共感が必要不可欠といえるでしょう。

新入社員教育で企業文化を学ぶことで、以下の効果があります。

  • 仕事を進める際の段取り、報連相がわかる
  • 社内ルールや規則への理解が深まる
  • 社内コミュニケーションの大切さがわかる
  • 従業員エンゲージメント向上に直結する

業務内容を正しく理解する

新入社員は、教育・研修期間を経て、一人前へと成長します。そのため新入社員教育を経て、自分たちの担当する業務内容を理解することが必要です。

新入社員教育で業務内容を正しく学び、身につけることで、以下の効果があります。

  • 業務の優先順位がわかる
  • 仕事の進め方が明確化する

また、業務内容を正しく理解するためには、先輩社員の協力が欠かせません。確認や質問を経て、既存社員との協力関係構築にもつながります。

コミュニケーションスキル向上

社会人にとって、コミュニケーションスキルはとても重要です。社内でのコミュニケーションは、業務の進行や課題解決にも重要です。また、職場でのコミュニケーション手法に関する悩みはメンタルヘルスなど心身の不調を招く可能性も。そのため新入社員教育でもコミュニケーション力の向上に力を入れる企業が少なくありません。

一般的な研修に加え、チームビルディング施策を取り入れ、円滑なコミュニケーションをとれるための仕組みづくりを行う企業もあります。

社会人マナーを覚える

新入社員の多くは、先日まで学生だった若者たちです。

そのため社会人として活躍する以前に、きちんとした社会人マナーを身につけることが必要です。

新入社員研修で学ぶ社会人マナーの例

  • 電話応対
  • メールの書き方
  • ビジネスマナー(あいさつの仕方、名刺の渡し方など)
  • 服装  など

新入社員教育のコツ1:課題の目的・目標を明確化する

では、先輩社員が新入社員教育を行う場合、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。

新入社員教育のコツとしていくつかご紹介します。まずは新入社員教育の目的と目標を明確化しましょう。

新入社員教育のコツ_課題の目的、目標を明確化

教育係を務める先輩社員は、新入社員にはまずどのようなスキルや知識を身につけてもらいたいのかを把握しておく必要があります。

具体策:新入社員教育向けの「覚えてほしいことリスト」を作ろう

入社後すぐに、比重の重い仕事を任せられることはそう多くありません。教育にあたる先輩社員も、難しい業務をお願いするよりは、まず覚えてほしいことを教えます。

そのため、まずは新入社員に向けた「覚えてほしいことリスト」を作りましょう。

例えば…

  • 正しい書類チェックの仕方を覚えてほしい
  • 商品や商材の知識を身につけてほしい
  • きちんとしたメールの文章を書けるようになってほしい など

「覚えてほしいことリスト」は、課題や目標の明確化につながります。ここから逆算して、新入社員がクリアすべき課題を洗い出します。

具体策:新入社員教育向けの「チェックシート」を作ろう

これらの“新入社員にまず覚えてほしいこと”が明らかになったら、これらの課題を解決に導くチェックシートを作りましょう。

書類チェック時のチェック項目を例に挙げてご紹介します。

1,クライアントの会社名の表記に誤りはないかはい・いいえ
2,見積もりの数量に誤りはないかはい・いいえ
3,記載の商品名に誤りはないかはい・いいえ
4,納期の日にちに誤りはないかはい・いいえ

チェックシートがあることで、確認すべきポイントが明確化します。これをもとに、課題の目的やチェックすることで防げるリスクについて解説しましょう。

新入社員にとっても「何をクリアしていれば目的・目標が達成できているのか」を示すことができ、理解が深まります。

新入社員教育のコツ2:適切なフィードバック

新入社員が成長をしていく過程で、間違いと改善は避けて通れぬ道です。そのため、先輩社員は、新入社員に対して適切なフィードバックを行うことが必要です。

新入社員教育のコツ_適切なフィードバック

フィードバックを通じて、新入社員が自分自身の成長や改善点を把握し、次にどのようなアクションを取るべきか考えさせることが大切です。

具体策:具体的なフィードバックをする

新入社員へフィードバックを行う際、先輩社員は具体的なフィードバックを心がけましょう。

以下の点を明確化するのが大切です。

  • 良かった点
  • 悪かった点
  • ユニークだった点
  • 改善すべき点 など

ポイントはこれらのアドバイスをもとに、改善するための具体的な行動計画を新入社員が自分自身で立てられるかどうかです。何をすれば良いのか明確にわかるフィードバックを心がけましょう。

具体策:フィードバックは定期的に行う

新入社員教育でフィードバックをする際には、定期的に行うのが効果的です。

毎日日報を書いて提出してもらい、翌朝に日報をもとに当日の業務内容を決めるのも良いでしょう。

新入社員が業務の何につまずき、時間がかかっているのかを把握できれば、教えるべきポイントも自ずと炙り出されます。

また、コミュニケーション不足の解消や関係性の構築にも役立つでしょう。

新入社員教育のコツ3:ポジティブな雰囲気で新入社員に自信を持たせる

新入社員教育は、新入社員が会社に馴染み、成長をしていく上でとても重要です。そのため、先輩社員は、ポジティブな雰囲気作りを心がけましょう。

新入社員教育のコツ_ポジティブな雰囲気づくり

具体策:具体的な褒め言葉で新入社員に自信を与える

新入社員の成長を感じたら、必ず言葉で伝えるようにしましょう。その際は以下のように具体的な褒め言葉を用いると良いでしょう。

  • ◎さんのおかげで書類が締切に間に合ったよ
  • 丁寧にチェックしてくれたから、ケアレスミスに気づけました
  • 前に注意したところもできているね など

具体的な褒め言葉を伝えることで、新入社員の自信につながります。

新入社員は「自分は何ができていて・何ができていないのか」もわからないことがほとんどです。

そのためきちんと内容が見える言葉で褒めるのがコツです。

具体策:個人ではなくチームからの言葉として評価を伝える

新入社員を褒める際は、時と場合に応じて、チームからの言葉として伝えると良いでしょう。

  • 部長が「とても成長している」と言っていたよ
  • 「業務を安心して任せられる」と◎さんと話していたんだ
  • 営業部の◎さんから、「丁寧な書類をありがとうと伝えて」と言われたよ など

「第三者からも評価されている」と感じると、自信につながります。自信を持たせながらスキルアップ&成長につなげるためのコツといえるでしょう。

新入社員教育のコツ4:研修マニュアルに頼り切らない

新入社員教育のコツ_研修マニュアルに頼り切らない

マニュアル通りの教育は、時に新入社員のモチベーションを下げ、成長を妨げる原因にもなりかねません(マナー研修などの基本的な新入社員教育は除く)

新入社員が興味を持って業務を覚えられるよう、教える側も工夫が必要です。研修マニュアルだけを頼りにするのではなく、オリジナリティのある取り組みを実施することも時には必要です。

具体策:新入社員による「アイデア発表会」を開く

入社して間もない新入社員だからこそ気づける、商品や企画に関するアイデアがあるかもしれません。新入社員自身が考えを深め、自分のアイデアや考えを発信する場を提供するのも良いでしょう。

同じチームの先輩社員を交えた少人数で、「新入社員によるアイデア発表会」を開催しましょう。その際は、否定的にならず、良かった点、悪かった点を分析し、建設的な話し合いができると◎ 新入社員のモチベーションが上がり、成長にもつなげられます。

新入社員教育をする際に知っておきたい「新入社員が抱える不安」

新入社員が不安を抱える理由は、多岐にわたります。新入社員教育をする先輩社員は、新入社員が抱える不安もきちんと理解しておく必要があるでしょう。

新入社員教育のコツ_新入社員の不安

新入社員が抱える不安とは、例えば以下のようなものです。

  • 業務内容やスキルに対する不安
  • 慣れない職場への不安
  • 社内コミュニケーションに対する不安
  • 焦りやプレッシャーから生じる不安
  • ハラスメントに対する不安

業務内容やスキルに対する不安

新入社員の多くは、社会人経験がありません。そのため、学生時代に培った経験やスキルが十分に活かせるか不安を抱くことも。

慣れない職場への不安

新入社員は、すでに形作られているコミュニティに新たに入るメンバーです。

そのため業務内容や仕事の進め方、企業文化、社内ルールに慣れるにも時間がかかります。

社内コミュニケーションに対する不安

職場での人間関係やコミュニケーションにも不安を感じる新入社員は少なくないでしょう。特に「上司や先輩との雑談でも緊張し、うまく話せない」という新入社員は、必ずしも少数派とは言えません。

焦りやプレッシャーから生じる不安

新入社員はまず仕事を覚えるところからスタートします。「無事に会社の戦力になれるだろうか」「スキルアップできているだろうか」などのプレッシャーや焦りともうまく付き合うことを求められます。

ハラスメントに対する不安

新入社員は、職場での人間関係に不安を感じることもあります。特に、先輩社員や上司との人間関係が悪かったり、パワハラやセクハラなどの問題がある場合は、不安やストレスを感じるでしょう。

新入社員のモチベーションが下がるNG行動・言動

では次に、新入社員教育でやってはいけない「新入社員のモチベーションが下がるNG行動」をご紹介します。

新入社員教育のコツ_モチベーションが下がるNG行動

新入社員に対して差別的な態度をとる

差別的な態度をとることは、新入社員に限らず、見た方に不快感を与え、モチベーションを下げる原因になります。それだけでなく、その後の業務にも悪影響を及ぼしたり、企業ブランドを傷つけることにもなりかねません。

新入社員から差別的に捉えられかねないNG行動・言動

  • 性別や人種、年齢などを差別する発言
  • 見た目や外見を揶揄する発言
  • ハラスメントととられる行動・言動 など

新入社員への高圧的な振る舞い

命令とも捉えられかねない指示の仕方をしたり、新入社員教育の目的・目標が不明瞭にも関わらず「やれ」と高圧的な振る舞いをするのはNGです。

新入社員教育の期間は、新入社員が自分で考える機会を与えられる時間でもあります。一方的とも取られかねない高圧的な態度で接するのではなく、新入社員の様子や考えを伺いながら、一緒に成長していけるのがベストです。

新入社員に過度な期待をする

新入社員に期待すること自体は悪いことではありません。しかし、新入社員はまだ業務に対して明るくなく、スキルも不十分です。過度な期待を表す言動・行動は、新入社員にストレスを与え、モチベーション低下の原因になりえます。

新入社員の成長には、時間が必要です。先輩社員は、長い目で見守りながら、適切なサポート役になれるといいでしょう。

新入社員の教育期間が短すぎる

新入社員の教育期間があまりに短すぎるのもNGです。マナー研修やコミュニケーション研修など、社会人としての基礎的な研修は除き、業務やスキルに関する研修期間は柔軟に設定できると良いでしょう。

習熟度合いと新入社員自身が業務に対して感じる不安など、さまざまな点を考慮し、最適なカリキュラムを組めるのがベストです。

新入社員との関係性構築&コミュニケーション活性化ならNEO FLAG.におまかせください

当社では、コミュニケーションを活性化させる社内イベント関連サービスを複数展開しています。開催形式もオンライン・リアル・ハイブリッドなど、あらゆる形式に対応OK。

入社式や歓迎会などの新入社員向けイベントでも多くの企業・団体様にご利用いただいています。

ぜひご相談くださいね。

おしゃれで美味しい料理をオフィスにお届け★ NEO DINING.のケータリング&オードブル宅配

NEO DINIG.のケータリング&オードブル宅配は、大使館や大手上場企業など累計10,000件以上の企業・団体様に選ばれた実績があります。

味はもちろん、見た目でも楽しめる料理の数々は、レストランのシェフが手がけたもの。ケータリングでは、まるでウェディングパーティーかのような「魅せるビュッフェ」が人気です。参加者が思わず写真を撮りたくなるようなメニューをお楽しみください。

オンライン懇親会ならMC付き料理宅配「Parti」

パルティ

Parti(パルティ)は、企業や団体のオンライン懇親会向けに、経験豊富なプロ司会者を派遣できるサービス。さらに全国最大1,000箇所のご自宅や会社へおしゃれなボックス料理&オリジナルギフトを一斉配送も可能です。

オンライン懇親会の事前準備も専属プランナーにおまかせOK!オリジナリティあふれる会を実現いたします。

社内会議室でコミュニケーションを活性化したいなら「DeliPa BIZ」

「DeliPa BIZ」のチームビルディング/研修/レクリエーションプログラムは、全て司会者付き。専任プランナーが、会の目的に合わせて20種以上の中からプログラムを厳選し、ご提案いたします。

【ダウンロードOK】社内イベントやコミュニケーション活性化に役立つ資料も無料配布!

以下のページでは、コロナ禍の社内イベントや社内コミュニケーション活性化に役立つPDF資料を配布中です。すべてダウンロードは無料です(内容の改ざん、二次配布は禁止とさせていただきます)

「社内イベント事例集40」にて社内イベントを実施した40社の口コミや開催形式をご紹介★

当社は、料理・イベント企画等でさまざまな形式の社内イベントに携わってまいりました。その数はオンライン・オフライン合わせて10000社以上に上ります(2022年7月現在)

本資料では、これまでに当社をご利用くださった法人・団体様の事例を40社分ピックアップしてご紹介。リアルな口コミや活用ポイントなどを、会の形式から探すことができます。

オンライン懇親会・オンラインイベントについて詳しく知りたい方は「デリマガ」もチェック

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新入社員とのコミュニケーション術(上司・先輩社員向け) | 社員研修や雑談でモチベーションを上げる方法

新入社員とのコミュニケーション術上司先輩社員編_サムネ
新入社員とのコミュニケーション術上司先輩社員編_TOP

こんにちは!NEO FLAG.です。

春が近づき、そろそろ新入社員が入社する季節。上司や先輩社員にあたる方が不安に思っていることのひとつが、「新入社員とのコミュニケーション」ではないでしょうか?

今回は「上司・先輩社員向け 新入社員とのコミュニケーション術」について詳しくご紹介します。

【上司編】新入社員とのコミュニケーションの悩み

新入社員を迎える企業では、新しい仲間の参入を楽しみにされている方も多いでしょう。一方で、新入社員の上司の中には、若い社員とのコミュニケーションに悩みや不安を抱えている方もいます。

具体的には、以下のような悩みです。

新入社員とのコミュニケーション術上司先輩社員編_コミュニケーションの悩み_上司
  • 十分に会話し、フォローできる時間がない
  • 年齢差によるジェネレーションギャップ
  • 自身の言葉を新入社員が理解しているかわからない
  • ハラスメント(セクハラ、パワハラ)と思われないか不安

新入社員との良好なコミュニケーション手法を考えるにあたり、上司が抱える悩みを確認しておきましょう。

十分に会話し、フォローできる時間がない

働き方改革の推進にともない、業務負荷が中間管理職に集中している企業が増えています。部下の勤怠管理やマネジメント業務、プレイヤーとしての実務など、部長・課長クラスの方の多忙さが問題になっています。

そんな中、まだ業務に慣れない新入社員と十分なコミュニケーションを図る時間を作ることは、多くの管理職にとって至難の業です。「新入社員の悩みや不安に寄り添う時間が十分に取れない」「ミスが発生したときにいち早くフォローし、丁寧にフィードバックする余裕がない」と対応に困っている上司も多いでしょう。

すでに日常業務で多忙を極める上司にとって、新入社員の受け入れや育成は一定の負荷がかかるもの。できれば避けたいと思うほど、悩まされている方もいるでしょう。

年齢差によるジェネレーションギャップ

上司と新入社員との年齢差も、コミュニケーションの悩みの種のひとつです。

現在の大学卒の新入社員は、いわゆる「Z世代」と呼ばれる年代です。子ども時代から日常生活で当たり前にインターネットを使用し、SNSを通じた発信にも慣れています。また、社会問題への関心が高い、高級品・ブランド品へ関心を示さないなど、特に40代以上の上司世代とは違った価値観を持っている新入社員が多くいます。

育ってきた環境や価値観の違いから、コミュニケーション不足になってしまうと悩んでいる上司が多いようです。

新入社員の考えがいまひとつ理解できない、使っている言葉もよくわからない、ということが続くと、コミュニケーションに苦手意識を持ってしまいます。親子ほど年齢の離れた部下とのコミュニケーションがうまくいかない、と感じる上司は多いのです。

自身の言葉を新入社員が理解しているかわからない

新入社員と上司とでは、担っている業務も、責任範囲も、これまでの経験値も全く異なります。自分があたり前に使っている言葉が、新入社員にうまく通じていないと感じることもあるでしょう。

言葉そのものが専門用語だったり、社歴の長い人だけに通じる社内用語だったりすると、新入社員には伝わりません。また、お互いの人となりを理解し合えていないと、言葉自体は理解できても、言葉の裏にある意図や想いに気づくのは難しいことです。また、リモートワークの導入により、普段一緒に接する時間が減っている職場では、これまでと違うコミュニケーション課題を感じる方も多いでしょう。

自分の意思をはっきりを伝えられない新入社員も一定数いるため、自分の意図が伝わっているか不安に感じる上司もいると考えられます。

ハラスメント(セクハラ、パワハラ)と思われないか不安

自分の言動が新入社員にとってハラスメントと捉えられないか、不安に思う上司も多いようです。上司世代が新入社員だったころに当たり前だった風習が、今ではハラスメントと捉えられるケースがあります。

セクシャルハラスメントやパワーハラスメントが厳禁であると理解していても、どのような言動がハラスメントに当たるのかわからない方も多いでしょう。ハラスメントへの危機感が強い方ほど、「意図せずハラスメントと思われないか怖い」と不安に感じるようです。

【先輩社員(教育係)編】新入社員とのコミュニケーションの悩み

新入社員の所属するチームの上司だけでなく、教育係を務める先輩社員も、新入社員とのコミュニケーションに多くの悩みを抱えています。

例えば、以下のような悩みです。

新入社員とのコミュニケーション術上司先輩社員編_コミュニケーションの悩み_先輩社員
  • 報連相がうまくいかない
  • 教育・指導内容が新入社員へ伝わっているかわからない
  • 新入社員のリアクションが読み取れない

それぞれ解説します。

報連相がうまくいかない

新入社員との業務上のコミュニケーションに、課題を感じる先輩社員がいます。

一定の社会人経験があれば当然に身についているはずの「報連相(報告・連絡・相談)」も、新入社員のうちはまだうまくできない方がいるのは当然です。

「報告してくれると思っていたのにまったく報告がない」「事前に声をかけてくれればよかったのに相談もせずにミスをした」などと新入社員の言動に不信感を感じる方もいるでしょう。

逆に指導慣れしていない先輩社員から後輩への情報伝達が不十分で、業務効率が下がることも考えられます。

教育・指導内容が新入社員へ伝わっているかわからない

上司が抱える不安と同じく、指導担当である先輩社員も、新入社員に自身の指示が伝っているか不安に感じています。特に初めて後輩を持つ方は、適切な指導方法がわからず、苦労される方も多いようです。

近年では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、入社時からリモートワークを実施する企業もあります。自らの新入社員時代にはオフィスで直接指導を受けていた先輩社員にとって、リモートワークでの教育や指導に不安を感じることもあるでしょう。

新入社員のリアクションが読み取れない

新入社員との関係性がまだ浅い間は、相手のリアクションが読み取れず苦労することがあります。

自分を信頼してくれているのか、不安や不満を抱いていないかなど、相手の現状がわからない状態で指導することに不安を感じる先輩社員もいるでしょう。指導者としての自分に自信を持てない方ほど、相手の反応に疑心暗鬼になり、疲れてしまうこともあるはずです。

結果として、新入社員の顔色ばかり窺ってしまい、適切な指示や指導ができない方もいます。

新入社員も上司・先輩社員とのコミュニケーションに不安を抱えている

新入社員を迎える上司や先輩社員が不安や悩みを抱える一方で、新入社員自身も、上司等とのコミュニケーションに不安を抱えています。

株式会社リクルートマネジメントソリューションズが2022年に発表した調査結果では、新入社員が抱える不安の第2位は「先輩・同僚とうまくやっていけるか」(39.0%)だとわかりました。

過去5年間の調査結果と比較すると、先輩・同僚とのコミュニケーションに悩みを抱えている新入社員の割合が増えていることがわかります。また、「上司とうまくやっていけるか」が不安だと答えた方は27.4%で、前年よりも増加しています。

新入社員側も上司や先輩とのコミュニケーションに不安を感じていることを踏まえて、お互いに丁寧なコミュニケーションを図ることが大切です。

「コミュニケーション力」を身につけたいと考える新入社員は61.1%

リクルートマネジメントソリューションズの同調査では、「新入社員がこれから身に着けたい・伸ばしたい力」についてもアンケートを実施しています。

調査の結果、「コミュニケーション力」を身につけたい新入社員が61.1%だと判明。

「専門知識」や「論理的思考力」「プレゼンテーション力」などの業務スキルをあげた割合を大きく超え、「コミュニケーション力」が1位に選ばれています。

上司や先輩とのコミュニケーションに不安を感じる新入社員が多いからこそ、自らの対話する力を高めて円滑な人間関係を築きたいと考える方が多いのでしょう。

新入社員とのコミュニケーション術1:アイスブレイクで緊張感を解く

ここからは、新入社員と上司・先輩社員たちのコミュニケーションを円滑に図るためのアイデアをご紹介します。

新入社員とのコミュニケーション術上司先輩社員編_アイスブレイク

まずおすすめしたいのが、簡単なアイスブレイクでお互いの緊張を解くことです。

初対面のときなどは、お互いに緊張したり、警戒したりして、心の壁がある状態といえます。

くすっと笑ってしまうようなアイスブレイクで、まずはお互いの壁を取り払いましょう。

具体的なアイスブレイク手法「パーソナルトーク」

アイスブレイク
リアル&オンラインで使えるアイスブレイクのテクニックを紹介中!詳しくは画像をクリック

オンラインでもできる簡単なアイスブレイクとして、「パーソナルトーク」があります。4-5名程度のグループに分かれて、テーマに沿った自分の話を発表し合います。

テーマは、「休日の過ごし方」や「最近ハマっている○○」といった、個人の人柄がわかるようなものを選びます。

1人発表するごとに、聞き手が気になる点や感想を伝えます。

このアイスブレイクを通じて、自分と相手との意外な共通点を見つけて親近感が沸いたり、相手に興味を持てたりします。

新入社員とのコミュニケーション術2:モチベーションを上げる一言を添える

新入社員とのコミュニケーション術上司先輩社員編_モチベーションを上げる一言

アイスブレイクでお互いの心の距離が近づいたら、さまざまなシーンで新入社員のモチベーションを上げる声掛けをしましょう。普段から肯定的な言葉をかけてもらううちに、新入社員の気持ちが前向きになったり、上司や先輩への警戒心が薄れたりします。

新入社員に投げかけたいポジティブな言葉の例を、日常業務のさまざまなシーン別にご紹介します。

社員研修で新入社員のモチベーションを上げる言葉

まずは、社員研修における声かけです。多くの企業で、新入社員向けの研修を実施しています。

まだ会社に慣れない新入社員を気遣うような声掛けをしましょう。

社員研修の声掛け例

  • 毎日研修お疲れ様!慣れないうちは大変だよね。困ることがあったら、いつでも私に連絡して。
  • 今日はどんな研修をしたの? ○○は確かに大事だね。がんばってね!
  • 研修担当のAさんから、初めてのプレゼンテーションなのにとても上手だったと聞いたよ。すごいね!

自分が相手に関心を持っていること、不安に寄り添うこと、会社として新入社員に期待していることを、明るい言葉で伝えましょう。

支えてくれる存在に安心したり、研修に前向きに取り組めるようになったりと、プラスの効果が期待できます。

新人教育(OJT等)で新入社員のモチベーションを上げる言葉

新入研修終了後や、研修と並行する形で、日常業務を少しずつ覚える新人教育の期間がスタートします。

初めての社会人生活、初めての業務で、不安を抱えている新入社員も多いはず。上司・先輩社員として、労いやフォローの声掛けをしましょう。

新人教育(OJT)での声掛け例

  • 初めはわからなくて当たり前だから、理解できないことや疑問があったら遠慮せずに聞いてね。
  • 慣れないことばかりで疲れたよね。コーヒーを飲みながら話そうか。
  • (新入社員が失敗したとき)早めに気づいてくれて良かったよ。実は私も入社したての頃、同じミスをして…。

業務がスタートしたばかりの頃から厳しい口調で指導されたり、叱責されたりすると、仕事を続けるモチベーションが低下してしまいます。一人ひとりのペースや顔色をうかがいながら、労いの言葉をかけましょう。

特に初めのうちは、ミスを一方的に責めず、「一生懸命がんばる社員を会社や上司が守ってくれる」という安心感をもってもらえるよう、あたたかい声掛けをしてください。

日々の雑談で新入社員のモチベーションを上げる言葉

休憩時間やミーティング開始前の待機時間など、社員同士で雑談をする機会があります。

新入社員には、上司や先輩から積極的に声をかけるようにしてください。新入社員の中には、自分から上司へ声をかけづらい方、遠慮してしまう方もいます。上司や先輩から気軽に声をかけることで、新入社員を安心させてあげましょう。

日々の雑談での声掛け例

  • さっきのミーティング、わからない言葉が多くなかった?質問があれば聞くよ。
  • 昨日遅かったみたいだけど、大丈夫?無理しないで、何かあったら周りに頼ってね。
  • 今回のミーティングに参加するB部長に会うの、初めてだよね。一見怖そうだけど、すごく面白い人だから緊張しなくて大丈夫!

プライベートな質問を好まない方もいるので、業務に関連した声掛けが無難です。

日常的に、新入社員に関心をもって見守っていること、力になろうとしていることを、さりげない言葉から伝えるようにしてください。

同時に、新入社員が困りごとや体調不良を抱えていないかなど、相手の顔色に気を配ることも大切です。

新入社員とのコミュニケーション術3:相互理解を深める

新入社員とのコミュニケーション術上司先輩社員編_相互理解を深める

小さな声掛けを重ねつつ、新入社員と既存の社員がお互いを知り合える機会を意図的に設けましょう。具体的には、以下のような取り組みが有効です。

  • 新入社員歓迎会などの社内イベント
  • 日々の雑談
  • チャットツールの活用
  • 社内報の活用

それぞれ解説します。

新入社員歓迎会

入社後、新入社員の歓迎会を実施しましょう。業務とは離れた場で、コミュニケーションを深めることは、上司・先輩社員・新入社員にとってお互いをよく知るための良い機会となります。改めて新入社員の自己紹介時間を設けて、比較的カジュアルに自身のことについて語ってもらうと良いでしょう。

新入社員の歓迎会は、リアルでもオンラインでも実施可能です。

リモート勤務の場合、ZOOM等のWEB会議ツールで参加者をつなぎ、オンライン歓迎会を行います。

ケータリングなどの美味しい料理は、歓迎会に緊張する新入社員の心をときほぐすのにも有効です。積極的に活用しましょう。

日々の雑談

新入社員との関係性を一歩前進させるために、雑談の機会を意図的に設けることをおすすめします。まずは自分から心を開示する姿勢を見せましょう。

おすすめは、お昼休みのランチに誘うことです。オフィス近辺のレストランなどで、気軽に食事を楽しみましょう。「食事」は「人に良い事」と書きます。お互いの距離感を近づけるために、食事を取りながらの会話はとても有効です。

オフィスと離れた空間であることから、プライベートな話題も話しやすい雰囲気があります。ただし、家庭環境や交際関係などの話題はハラスメントと捉えられる危険性があるので、学生時代の部活動や学部など、初めは相手が話しやすそうな話題を選ぶとよいでしょう。

会社で社員の交流のための食事補助制度があれば、積極的に活用してください。

チャットツールの活用

リモートワークが多い会社の場合、チャットツールの積極的な活用が有効です。

入社後すぐに在宅勤務になった新入社員は、ひとりで孤独を抱えている場合があります。業務指示や進捗確認だけではなく、チャットツールを介したちょっとした雑談を行うとよいでしょう。

いきなり雑談をすることに抵抗がある場合は、雑談専用のチャットルームを作ることをおすすめします。持ち回りで雑談のネタを提供し、メンバーがそれぞれ自分の話を書き込みます。

みんなが書き込んでいれば私も書き込もうかな、と気軽にチャットしてくれる方もいるでしょう。また、顔を見て話したり、電話で話したりすることが苦手な方にとっては、チャットの方がうまく自己表現できる場合もあります。

業務に支障が出るほど雑談ばかりするのはNGですが、仕事の息抜き程度に、チャットツールでコミュニケーションを図るのは有益です。

社内報の活用

規模の大きな企業ほど、社内報による互いの認知は有効です。会社で社内報がある企業は、新入社員とのコミュニケーションツールとして積極的に活用しましょう。

新入社員に自己紹介やPRなどを記載してもらいます。すると社内報を見た社員から新入社員へ声をかけやすくなったり、一緒に仕事をする際の話のタネになったりします。

また、新入社員側の情報だけを一方的に掲載するのではなく、既存の社員や部署、チームなどの紹介をするのも有効です。新入社員にとって、「どの部署がどのような仕事をしているのか」「誰が何の業務を担当しているのか」などの情報は、把握するのに時間がかかります。社内報を通してあらかじめ情報を入手することで、新入社員側から既存社員へ話しかけやすくなるでしょう。

上司・先輩社員が新入社員とのコミュニケーションで注意すべき3つのポイント

最後に、上司・先輩社員が新入社員とのコミュニケーションで注意すべきポイントを3つご紹介します。

新入社員とのコミュニケーション術上司先輩社員編_注意すべきポイント3つ
  1. 新入社員の成長につながるコミュニケーションを
  2. ハラスメントになりうる発言・行動は厳禁
  3. 新入社員のプライベートを大切に

注意すべき言動の例やポイントを解説しますので、参考にしてください。

新入社員の成長につながるコミュニケーションを

新入社員の共感を得ようと、会社や仕事内容、他の同僚に対するネガティブな発言をしていませんか?

マイナス発言で新入社員と盛り上がるのは、彼らの成長を妨げる危険性があります。

【NG例】

  • C課長の話、ほんとつまんないよね。聞き流してていいよ。俺も聞いてないし。
  • こんな作業、適当にやってて大丈夫だよ。どうせダブルチェック入るんだから。
  • この会社に入って5年経つけど、ほとんど給与が上がってないんだよね。だから近いうちに転職するんだ。

せっかく企業で成長しようとしている新入社員のモチベーションを下げたり、不要に不安がらせたりするのはNGです。上司・先輩社員として、活躍しようと努力する新入社員をサポートする声掛けを心掛けてください。

ハラスメントになりうる発言・行動は厳禁

セクシャルハラスメントやパワーハラスメントにつながるような言動は厳禁です。「自分が若いころは当たり前だった」「これくらいで気にする方が悪い」などと、一方的に自分の価値観を押し付け、言動を正当化してはいけません。

【NG例】

  • 彼氏いないの?結婚したら仕事辞めるんでしょ?
  • スタイルいいね。身長何センチ?
  • こんなこともできないなんて、最近の若者は本当に使えない。

相手を不快にさせる言動、人格の否定、立場を利用した高圧的な言動などは、ハラスメントと捉えられるリスクがあります。

「ハラスメントかハラスメントでないか」と考えるより、相手を一人の人格として尊重する姿勢が大切です。

新入社員のプライベートを大切に

飲み会への参加を強制したり、しつこく相手のプライベート情報を聞き出そうとしたりする言動も慎みましょう。会社でどこまで踏み込んだ人間関係を築きたいかは、人それぞれです。

また、お子さんの育児や家族の介護が必要など、家庭環境もさまざまであるため、配慮が必要です。自分の感覚を押し付けず、相手の価値観や立場を尊重した言動を心がけてください。

【NG例】

  • 夜暇でしょ?今日も飲みに行くから、お店の予約しておいて。
  • 急で悪いけど、今週末は出張お願いね。
  • どうして木曜はいつも早く帰るの?何してるの?

職場では見えない、従業員ひとりひとりの家庭生活やプライベートがあることを配慮し、お互いが気持ちよく働けるようにコミュニケーションを図りましょう。

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