こんにちは!NEO FLAG.です。
内定者のフォローの中には、内定者研修というものがあります。内定者研修はどのような開催形式で、どのようなカリキュラム内容のものを行うのが望ましいでしょうか?
今回は、内定者フォローにお悩みの人事担当者に向けて、「内定者研修の内容」を詳しく掘り下げてご紹介します。
こちらのコンテンツは人事担当者に読まれています
内定者研修とは
内定者研修とは、企業の内定者を対象に行われる研修です。
主に内定式から入社前の半年〜3ヶ月間に行われます。内定者研修の目的は企業によって様々です。
内定者研修の目的
内定者研修は、主に以下2つの目的に基づいて行われています。
- 内定者のスキル向上
- 内定辞退、早期離職の防止
その1:内定者のスキル向上
内定者研修を通して、入社前に基本的なビジネスマナーや社会人としての考え方、基礎的なビジネススキルなどを習得させます。
入社前研修のスキル向上は、内定者が会社員として早い段階から活躍させるための土壌づくりとしての効果があります。
その2:内定辞退、早期離職の防止
内定者のほとんどは、人生で初めて企業組織の中で会社員として働きます。これを前に、様々な不安を抱えているはずです。そういった内定者に対して、内定者研修などのフォローを通じて企業が適切なケアを施せば、内定者の心理的な余裕を生み出します。
そのため内定者研修は、内定辞退や早期離職のリスク軽減を期待できます。
内定者研修4つの開催形式
内定者研修の開催の形式は、主に以下4つです。
- 外部会場研修
- 社内研修
- オンライン研修
- eラーニング研修
人事担当はそれぞれの形式の特徴を抑えて、内定者&自社の双方にとって最適なスタイルを選択しましょう。
開催形式1:外部会場研修(社外研修)
開催形式 | リアル |
会場 | 外部研修会場(社外会議室) |
外部会場研修(社外研修)は、その名の通り、外部の研修会場で行われる内定者研修です。例えば社外の会議室やホールなどの施設を会場に設定します。
外部会場研修(社外研修)のメリット
外部会場研修は、リアルの会場内で内定者一同や社員が対面できる機会。そのため内定者にとっては、社内の同期や、先輩との交流する機会を得ることができ、入社前の不安低減、モチベーションの向上につながります。
開催形式2:社内研修
開催形式 | リアル |
会場 | 社内研修会場(社内会議室、オフィスなど) |
社内研修は、社内会議室やオフィスなど、社内で行う研修です。外部会場研修と同様に、リアル会場で研修を催すことによって参加者と主催者、参加者と他の参加者が対面で交流できるため、内定者の心理的なケアや、入社後のモチベーションの向上させることが期待できます。
社内研修のメリット
社内研修のメリットは、内定者が実際に会社の雰囲気を体感できること。様々な不安を抱えている内定者にとって、入社前に自らの職場の空気感を把握できるということは大きな安心材料となるでしょう。
開催形式3:オンライン研修
開催形式 | オンライン |
オンライン研修は、ZoomやTeamsなどのWEB会議ツールを用いて行われるオンライン上の研修会のこと。講師は社員や外部講師が務めます。
オンライン研修のメリット
前述した通り、対面の内定者研修には様々なメリットがあります。しかし全国各地に内定者がいる場合などについては、リアル会場に参加者全員を集めることは困難です。
その点、オンライン内定者研修であれば、通信環境さえ確保することができれば場所を選ばず参加OK。より円滑に研修を進められます。
開催形式4:eラーニング研修
開催形式 | オンライン |
eラーニング研修とは、学習教材を用いたオンライン研修です。教材やカリキュラムの作成、その他進捗状況の管理などをeラーニングシステム上で一元管理が可能です。そのため従来企業が研修にかけていた時間や費用を大幅に抑えることができます。
また、eラーニングは自学自習スタイルで行われる研修のため、内定者が各自のペースで研修を進められるのも利点です。
eラーニング研修のデメリット
eラーニング形式の内定者研修は、スキル獲得には効果的である一方、コミュニケーションの面ではデメリットが大きいといえます。
ビデオ教材をもとに各自学習するため、内定者間の会話や交流は生まれません。そのため内定者が必要とする心理的なケアという側面についてはあまり効果が期待できないでしょう。
内定者研修の内容1:ビジネスマナー研修
ここからは内定者研修の内容について、詳しくご説明します。まずは多くの企業が導入している「ビジネスマナー研修」です。
開催形式 | リアルorオンライン |
学習形式 | 座学、グループワーク |
ビジネスマナー研修は、社会人になる内定者にとって必須の研修です。研修を通して、会社生活を送る上で必要とされる基本的なビジネスマナーを習得します。
具体的なビジネスマナー研修の内容
- 挨拶の仕方
- 身だしなみ
- 電話対応
- 名刺交換
- 電話対応 など
ビジネスマナー研修の開催形式
研修の開催方式としては、対面、オンラインどちらでも可能です。
学習の方式としては、受講者のインプットのために全体に対してレクチャーを行い、受講者のアウトプットのためには、受講者どうしのグループワークを行うことが効果的でしょう。
内定者研修の内容2:コミュニケーション研修
次に紹介するのは、こちらも基礎的な研修である「コミュニケーション研修」です。
開催形式 | リアルorオンライン |
学習形式 | 座学、グループワーク |
ビジネス上のコミュニケーション能力の向上も、内定者にとって重要な課題です。
組織においてチームワークは重要ですが、その土台にあるのは、社員それぞれの社会人としての適切なコミュニケーション能力。入社前にこれを身につけてもらうため、コミュニケーション研修を実施します。
具体的なコミュニケーション研修の内容
- ビジネスにおけるコミュニケーションの取り方
- 報連相について
- メールの送り方 など
コミュニケーション研修の開催形式
コミュニケーション研修の開催形式は、前述のビジネスマナー研修と同様に、対面、オンラインどちらでも可能です。
受講者のインプットのために全体に対してレクチャーを行い、受講者のアウトプットのためには、受講者どうしのグループワークを行うことが効果的でしょう。
内定者研修の内容3:内定者アルバイト
「内定者アルバイト」は、最近、内定者育成プログラムの一環として導入する企業が増えています。
開催形式 | リアルorオンライン |
学習形式 | グループワーク、OJT |
内定者アルバイトとは、その名の通り、入社前の内定者をアルバイトとして雇用して、研修を兼ねて実際の業務を行ってもらう制度を指します。
内定者アルバイトの目的
内定者アルバイトの目的は、ビジネスマナー習得やスキル向上だけではありません。例えアルバイトであれ、業務を行うためには既存社員や同期とのコミュニケーションが必要不可欠です。
会話や交流を通じて内定者の不安解消につながるだけでなく、同期間の結束力強化も見込めます。
内定者アルバイト研修の実施形式
内定者アルバイトで任せる業務は、業種や職種によってさまざまです。そのため任せる業務に応じて、対面orオンラインのいずれかを選択しましょう。
また内定者アルバイト制度の仕組み上、必然的に「OJT(オンザジョブトレーニング)」を中心とした研修となるでしょう。
内定者研修の内容4:企画&プレゼン研修
入社後の実務に近いかたちで行われる「企画&プレゼン研修」もあります。
開催形式 | リアルorオンライン |
学習形式 | グループワーク |
企画&プレゼン研修は、まず内定者をグループに分けします。その後、あるテーマに基づき、各グループで議論し、企画を立案。最終的には企画内容を社員の前でプレゼンしてもらうという研修です。
企画&プレゼン研修のベネフィット
企画&プレゼン研修は、グループで行うことにも意味があります。多くの同期と意見を交わしながら1つの企画を練り上げることで、論理的な思考力や相手の意見を傾聴する能力、相手に理解してもらうための表現力などといったスキルが身につきます。
また、プレゼンを行う段階でも、相手を説得するため物事をわかりやすく提示するスキルなど、プレゼンの基本的なスキルなどが身につきます。
企画&プレゼン研修の開催形式
開催形式は対面でも、オンライン環境でも、いずれも実施可能でしょう。また、企画&プレゼン研修の学習形式はグループワークとなるでしょう。
内定者研修の内容5:内定者ワークショップ
内定者研修のひとつに「内定者ワークショップ」があります。
開催形式 | リアル |
学習形式 | グループワーク |
内定者ワークショップは、参加者である内定者が主体となって行われる体験型講座です。
内定者ワークショップのメリット
内定者は、事前に受講した研修で学習した内容を実践するアウトプットの機会を得ることができます。これにより研修内容の定着や理解を深めることに繋がります。
また、内定者ワークショップでは、多くの場合、参加者同士のコミュニケーションが必須です。そのため同期との交友の場が得られるのも、この研修の魅力です。
内定者研修の内容6:内定者向け 資格取得講座
業務に必要な資格がある企業では、内定者研修で「資格取得講座」を行う場合もあります。
開催形式 | リアルorオンライン |
学習形式 | 座学、eラーニング |
内定者向けの資格取得講座は、実務で必要な資格取得のための講座です。
内定者向け 資格取得講座のメリット
内定者期間内に資格を取得してもらうことで、入社前の時間を有効的に活用することができます。また、内定者は入社後の業務にもスムーズに取り掛かれるようになるのも、内定者研修として資格取得講座を行うメリットです。
内定者向け 資格取得講座の開催形式
対面orオンラインのどちらでもOK。
講師を務めるのは社員や外部講師です。その他に、社外のeラーニングを用いてオンライン研修とするケースもあります。
内定者研修を行うメリット
内定者研修のメリットは、主に以下の4つが挙げられます。
- 入社に対するモチベーションが上がる
- 内定辞退の防止につながる
- 入社前に内定者の基礎的な知識・能力を育成できる
- 自社の雰囲気に馴染んでもらえる
入社に対するモチベーションが上がる
内定者研修は、内定者がこれから入社する企業のマインドをよく知るための貴重な機会です。企業理念や自社の社会的な使命、世間から期待される役割など、社員が備えるべきマインドも研修を通して伝えられます。
これらに共感した内定者は、「早く企業の一員になりたい」と入社に対するモチベーションが向上します。
内定辞退の防止につながる
内定者研修は、内定者が同期や既存社員との交流機会でもあります。研修を通じて会社の文化や職場の雰囲気を知り、交友関係を得ることで、内定者は会社への帰属意識が高まります。
これにより内定辞退リスクの低減が見込めるだけでなく、長期的なキャリア構築の可能性が広がります。
入社前に内定者の基礎的な知識・能力を育成できる
内定者研修は、入社前の内定者に必要な知識やスキルを習得させる上で効果的な手段です。
職務に関する情報の共有や資格の取得を通じて、内定者は入社後の業務をスムーズに行うための基盤を形成できます。これにより、内定者の早期育成と自己成長の意欲を高めるといった効果も期待できます。
自社の雰囲気に馴染んでもらえる
内定者研修を行うことで、内定者は自社の雰囲気や社内の人間関係に触れる機会を得られます。そのため内定者は、入社後の早い段階から同期や上司と良好な人間関係を築けるでしょう。
円滑なコミュニケーションは、業務の効率化や生産性向上にも大きく関わります。
内定者研修を通して内定者時代から社内の雰囲気に馴染んでもらうことは、新入社員の早期戦力化の近道といえるかもしれません。
内定者研修のベストな開催頻度とスパン
内定者研修の開催頻度とスパンは、内定者が持っているニーズやプログラムの内容に合わせて調整する必要があります。
短すぎるスパンだと研修内容の理解や取り組むべき課題を終わらせることが難しくなり、長すぎるスパンだと入社前に習得した内容が抜けてしまう可能性が考えられます。そういった要素をバランスよく抑え、開催頻度とスパンを決定することが重要であると考えられます。
内定者研修のスパンは1週間から1ヶ月が一般的
内定者研修は通常、数回のセッションに分けて実施されます。セッション間のスパンは1週間から1ヶ月程度が一般的ですが、内定者の背景やニーズに合わせて調整することが重要です。
また、内定者研修の最終セッションを、入社直前に実施することで、入社の意気込みを高め、最終調整の場として活用することができるでしょう。
内定者研修のプログラムを考える際に大切なこと
内定者研修のプログラムを考える際には、様々な要素を考慮することが必要です。
達成が困難すぎる課題を与えない
内定者研修の課題は、易しすぎず、ある程度の難易度で、達成可能なものであるべきです。なぜなら、あまりにも難しい課題は内定者のモチベーションを損なう可能性があるからです。
課題の難易度を段階的に設定し、内定者が努力の成果を実感できるタスクを組み込むことで、内定者のモチベーションの維持につながります。
内定者心理に寄り添うこと
内定者は新しい環境への適応や不安を抱えているといえます。内定者研修では、その不安や疑問に対して積極的にアプローチし、情報提供やコンサルティングを行うことが重要です。
内定者のスキルアップを目指すばかり、プログラムが一方的なものとなっていないか注意する必要があるでしょう。積極的なコミュニケーションを通じて、内定者が安心感を得られるようサポートを行うことが重要です。
内定者が積極的にコミュニケーションをとれる環境づくり
内定者研修では、同期や先輩社員とのコミュニケーションを促進する環境を整えることが重要です。ワークショップやチームプロジェクトは、内定者同士がお互いに協力し合い、信頼関係を築く機会でもあります。
オープンな雰囲気のもとで質問や相談ができる場を設けることで、内定者が自由にコミュニケーションをとれる環境を作ることを心がけましょう。
内定者研修の内容を構築する際の注意ポイント
最後に、内定者研修の内容を構築する際の注意ポイントをご紹介します。
内定者心理に寄り添うこと
内定者研修の内容を考える際、人事担当が忘れてはならないのは、「内定者心理に寄り添うこと」です。
内定者のバックグラウンドや興味に合わせてカスタマイズされたプログラムを提供することが可能であれば、一律のカリキュラムではなく、個々の内定者の特性を尊重した内容を提供しましょう。これにより内定者の関心を引き込むことができます。
実践的な内容を意識すること
また、「実践的な内容を意識すること」も大切です。
理論だけでなく、実務に直結するスキルや知識を提供しましょう。入社後の業務に役立つ内容を組み込むことで実際の業務シミュレーションやケーススタディを通じて、内定者が将来の仕事に自信を持てるような環境を作ることが重要です。
さらに、内定者が能動的に参加できる仕組みも用意できると良いでしょう。
内定者が受動的な受講者ではなく、自ら考え、行動する機会(=グループディスカッションやワークショップなど)を通じて、内定者同士がアイデアを共有し、協力して問題を解決する経験を積めます。
復習の機会を設けること
最後は、「復習の機会を設けること」です。内定者研修中に定期的なフィードバックの機会を設け、内定者の成長をサポートする環境を整えましょう。これにより具体的なアドバイスや改善点が指摘できます。
このアクションは、内定者が自己評価を行い、次段階への成長の助けとなります。
内定者との関係性構築はNEO FLAG.におまかせください
内定者研修を通じて、コミュニケーションの機会を設けることはとても大切です。
上司や同期との交流を通じて、会社への帰属意識を高めたり、入社前の不安解消にも役立ちます。
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