こんにちは!NEO FLAG.です。
新入社員は企業が成長を遂げる上でなくてはならない存在です。新入社員を新たな仲間として迎え入れ、戦力となる人材へと育成するためのファーストステップは、入社後間も無く行われる新入社員教育(研修)です。
しかし、「新入社員教育が苦手…」と考える既存社員も少なくありません。今回は、「新入社員教育のコツ」について詳しく解説します。
新入社員教育の目的
入社後間も無く、良い先輩から適切な新人教育を受けた新入社員は、今後の成長も期待できます。
早期に生産性を高め、業務を円滑に進められる社員に育てるためには、「新入社員教育の目的」を念頭において教育にあたる必要があるでしょう。
新入社員教育の目的は以下の通りです。
- 企業のビジョン・ミッションの理解を促す
- 企業文化を学ぶ
- 業務内容を正しく理解する
- コミュニケーションスキル向上
- 社会人マナーを覚える
企業のビジョン・ミッションの理解を促す
新入社員は、きちんとした志望動機があり、入社しています。しかし、自社の企業ビジョンやミッションを必ずしも把握しているとは限りません。そのため、新入社員教育を通して、企業のビジョン&ミッションをきちんと理解できる機会を設けることが大切です。
新入社員に企業のビジョンやミッションを浸透させることで、以下の効果があります。
- 自らの業務が企業の目的に沿っているかどうか理解できる
- 仕事にやりがいを持てるようになる
- 自分たちの立場や役割が明確化し、正しい判断を促せる
企業文化を学ぶ
企業文化とは、企業が持つ独自の風土や価値観を表した言葉です。
近年では「会社とのミスマッチ」を理由に退職を選ぶ人も少なくありません。早期離職に歯止めをかけるには、企業文化への理解と共感が必要不可欠といえるでしょう。
新入社員教育で企業文化を学ぶことで、以下の効果があります。
- 仕事を進める際の段取り、報連相がわかる
- 社内ルールや規則への理解が深まる
- 社内コミュニケーションの大切さがわかる
- 従業員エンゲージメント向上に直結する
業務内容を正しく理解する
新入社員は、教育・研修期間を経て、一人前へと成長します。そのため新入社員教育を経て、自分たちの担当する業務内容を理解することが必要です。
新入社員教育で業務内容を正しく学び、身につけることで、以下の効果があります。
- 業務の優先順位がわかる
- 仕事の進め方が明確化する
また、業務内容を正しく理解するためには、先輩社員の協力が欠かせません。確認や質問を経て、既存社員との協力関係構築にもつながります。
コミュニケーションスキル向上
社会人にとって、コミュニケーションスキルはとても重要です。社内でのコミュニケーションは、業務の進行や課題解決にも重要です。また、職場でのコミュニケーション手法に関する悩みはメンタルヘルスなど心身の不調を招く可能性も。そのため新入社員教育でもコミュニケーション力の向上に力を入れる企業が少なくありません。
一般的な研修に加え、チームビルディング施策を取り入れ、円滑なコミュニケーションをとれるための仕組みづくりを行う企業もあります。
社会人マナーを覚える
新入社員の多くは、先日まで学生だった若者たちです。
そのため社会人として活躍する以前に、きちんとした社会人マナーを身につけることが必要です。
新入社員研修で学ぶ社会人マナーの例
- 電話応対
- メールの書き方
- ビジネスマナー(あいさつの仕方、名刺の渡し方など)
- 服装 など
新入社員教育のコツ1:課題の目的・目標を明確化する
では、先輩社員が新入社員教育を行う場合、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。
新入社員教育のコツとしていくつかご紹介します。まずは新入社員教育の目的と目標を明確化しましょう。
教育係を務める先輩社員は、新入社員にはまずどのようなスキルや知識を身につけてもらいたいのかを把握しておく必要があります。
具体策:新入社員教育向けの「覚えてほしいことリスト」を作ろう
入社後すぐに、比重の重い仕事を任せられることはそう多くありません。教育にあたる先輩社員も、難しい業務をお願いするよりは、まず覚えてほしいことを教えます。
そのため、まずは新入社員に向けた「覚えてほしいことリスト」を作りましょう。
例えば…
- 正しい書類チェックの仕方を覚えてほしい
- 商品や商材の知識を身につけてほしい
- きちんとしたメールの文章を書けるようになってほしい など
「覚えてほしいことリスト」は、課題や目標の明確化につながります。ここから逆算して、新入社員がクリアすべき課題を洗い出します。
具体策:新入社員教育向けの「チェックシート」を作ろう
これらの“新入社員にまず覚えてほしいこと”が明らかになったら、これらの課題を解決に導くチェックシートを作りましょう。
書類チェック時のチェック項目を例に挙げてご紹介します。
1,クライアントの会社名の表記に誤りはないか | はい・いいえ |
2,見積もりの数量に誤りはないか | はい・いいえ |
3,記載の商品名に誤りはないか | はい・いいえ |
4,納期の日にちに誤りはないか | はい・いいえ |
チェックシートがあることで、確認すべきポイントが明確化します。これをもとに、課題の目的やチェックすることで防げるリスクについて解説しましょう。
新入社員にとっても「何をクリアしていれば目的・目標が達成できているのか」を示すことができ、理解が深まります。
新入社員教育のコツ2:適切なフィードバック
新入社員が成長をしていく過程で、間違いと改善は避けて通れぬ道です。そのため、先輩社員は、新入社員に対して適切なフィードバックを行うことが必要です。
フィードバックを通じて、新入社員が自分自身の成長や改善点を把握し、次にどのようなアクションを取るべきか考えさせることが大切です。
具体策:具体的なフィードバックをする
新入社員へフィードバックを行う際、先輩社員は具体的なフィードバックを心がけましょう。
以下の点を明確化するのが大切です。
- 良かった点
- 悪かった点
- ユニークだった点
- 改善すべき点 など
ポイントはこれらのアドバイスをもとに、改善するための具体的な行動計画を新入社員が自分自身で立てられるかどうかです。何をすれば良いのか明確にわかるフィードバックを心がけましょう。
具体策:フィードバックは定期的に行う
新入社員教育でフィードバックをする際には、定期的に行うのが効果的です。
毎日日報を書いて提出してもらい、翌朝に日報をもとに当日の業務内容を決めるのも良いでしょう。
新入社員が業務の何につまずき、時間がかかっているのかを把握できれば、教えるべきポイントも自ずと炙り出されます。
また、コミュニケーション不足の解消や関係性の構築にも役立つでしょう。
新入社員とコミュニケーションにまつわる記事はこちら
新入社員教育のコツ3:ポジティブな雰囲気で新入社員に自信を持たせる
新入社員教育は、新入社員が会社に馴染み、成長をしていく上でとても重要です。そのため、先輩社員は、ポジティブな雰囲気作りを心がけましょう。
具体策:具体的な褒め言葉で新入社員に自信を与える
新入社員の成長を感じたら、必ず言葉で伝えるようにしましょう。その際は以下のように具体的な褒め言葉を用いると良いでしょう。
- ◎さんのおかげで書類が締切に間に合ったよ
- 丁寧にチェックしてくれたから、ケアレスミスに気づけました
- 前に注意したところもできているね など
具体的な褒め言葉を伝えることで、新入社員の自信につながります。
新入社員は「自分は何ができていて・何ができていないのか」もわからないことがほとんどです。
そのためきちんと内容が見える言葉で褒めるのがコツです。
具体策:個人ではなくチームからの言葉として評価を伝える
新入社員を褒める際は、時と場合に応じて、チームからの言葉として伝えると良いでしょう。
- 部長が「とても成長している」と言っていたよ
- 「業務を安心して任せられる」と◎さんと話していたんだ
- 営業部の◎さんから、「丁寧な書類をありがとうと伝えて」と言われたよ など
「第三者からも評価されている」と感じると、自信につながります。自信を持たせながらスキルアップ&成長につなげるためのコツといえるでしょう。
新入社員教育のコツ4:研修マニュアルに頼り切らない
マニュアル通りの教育は、時に新入社員のモチベーションを下げ、成長を妨げる原因にもなりかねません(マナー研修などの基本的な新入社員教育は除く)
新入社員が興味を持って業務を覚えられるよう、教える側も工夫が必要です。研修マニュアルだけを頼りにするのではなく、オリジナリティのある取り組みを実施することも時には必要です。
具体策:新入社員による「アイデア発表会」を開く
入社して間もない新入社員だからこそ気づける、商品や企画に関するアイデアがあるかもしれません。新入社員自身が考えを深め、自分のアイデアや考えを発信する場を提供するのも良いでしょう。
同じチームの先輩社員を交えた少人数で、「新入社員によるアイデア発表会」を開催しましょう。その際は、否定的にならず、良かった点、悪かった点を分析し、建設的な話し合いができると◎ 新入社員のモチベーションが上がり、成長にもつなげられます。
新入社員教育をする際に知っておきたい「新入社員が抱える不安」
新入社員が不安を抱える理由は、多岐にわたります。新入社員教育をする先輩社員は、新入社員が抱える不安もきちんと理解しておく必要があるでしょう。
新入社員が抱える不安とは、例えば以下のようなものです。
- 業務内容やスキルに対する不安
- 慣れない職場への不安
- 社内コミュニケーションに対する不安
- 焦りやプレッシャーから生じる不安
- ハラスメントに対する不安
業務内容やスキルに対する不安
新入社員の多くは、社会人経験がありません。そのため、学生時代に培った経験やスキルが十分に活かせるか不安を抱くことも。
慣れない職場への不安
新入社員は、すでに形作られているコミュニティに新たに入るメンバーです。
そのため業務内容や仕事の進め方、企業文化、社内ルールに慣れるにも時間がかかります。
社内コミュニケーションに対する不安
職場での人間関係やコミュニケーションにも不安を感じる新入社員は少なくないでしょう。特に「上司や先輩との雑談でも緊張し、うまく話せない」という新入社員は、必ずしも少数派とは言えません。
焦りやプレッシャーから生じる不安
新入社員はまず仕事を覚えるところからスタートします。「無事に会社の戦力になれるだろうか」「スキルアップできているだろうか」などのプレッシャーや焦りともうまく付き合うことを求められます。
ハラスメントに対する不安
新入社員は、職場での人間関係に不安を感じることもあります。特に、先輩社員や上司との人間関係が悪かったり、パワハラやセクハラなどの問題がある場合は、不安やストレスを感じるでしょう。
新入社員のモチベーションが下がるNG行動・言動
では次に、新入社員教育でやってはいけない「新入社員のモチベーションが下がるNG行動」をご紹介します。
新入社員に対して差別的な態度をとる
差別的な態度をとることは、新入社員に限らず、見た方に不快感を与え、モチベーションを下げる原因になります。それだけでなく、その後の業務にも悪影響を及ぼしたり、企業ブランドを傷つけることにもなりかねません。
新入社員から差別的に捉えられかねないNG行動・言動
- 性別や人種、年齢などを差別する発言
- 見た目や外見を揶揄する発言
- ハラスメントととられる行動・言動 など
新入社員への高圧的な振る舞い
命令とも捉えられかねない指示の仕方をしたり、新入社員教育の目的・目標が不明瞭にも関わらず「やれ」と高圧的な振る舞いをするのはNGです。
新入社員教育の期間は、新入社員が自分で考える機会を与えられる時間でもあります。一方的とも取られかねない高圧的な態度で接するのではなく、新入社員の様子や考えを伺いながら、一緒に成長していけるのがベストです。
新入社員に過度な期待をする
新入社員に期待すること自体は悪いことではありません。しかし、新入社員はまだ業務に対して明るくなく、スキルも不十分です。過度な期待を表す言動・行動は、新入社員にストレスを与え、モチベーション低下の原因になりえます。
新入社員の成長には、時間が必要です。先輩社員は、長い目で見守りながら、適切なサポート役になれるといいでしょう。
新入社員の教育期間が短すぎる
新入社員の教育期間があまりに短すぎるのもNGです。マナー研修やコミュニケーション研修など、社会人としての基礎的な研修は除き、業務やスキルに関する研修期間は柔軟に設定できると良いでしょう。
習熟度合いと新入社員自身が業務に対して感じる不安など、さまざまな点を考慮し、最適なカリキュラムを組めるのがベストです。
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