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選択的週休3日制とは |導入のメリット/デメリット、働き方に変化があった事例など解説

Calendar page with dates marked and a pen crossing them, promoting a selective 3‑day weekend (Japanese text overlay).

こんにちは!NEO FLAG.です。

近年、「選択的週休3日制」という言葉を耳にする機会が増えてきました。働き方の多様化が進むなか、従業員一人ひとりのライフスタイルに合わせた制度として、導入を検討する企業も少しずつ増えています。一方で、「具体的にどのような仕組みなのか」「自社に導入した場合、どんなメリットや課題があるのか」と疑問をお持ちの総務・人事のご担当者さまも多いのではないでしょうか。

この記事では、選択的週休3日制の基本的な仕組みから、導入によって生まれるメリットとデメリット、働き方に変化が見られた事例、そして導入時に押さえておきたいポイントまでを、わかりやすく整理してご紹介します。制度の検討材料としてはもちろん、変化する働き方のなかで社内のつながりをどう保つかという視点も交えながら、ぜひ最後までお役立てください。

選択的週休3日制とは?基本的な仕組みを解説

選択的週休3日制とは、従業員が希望に応じて週の休日を3日に増やせる制度のことを指します。

すべての社員に一律で適用するのではなく、本人の選択にゆだねられている点が大きな特徴です。まずは、この制度がどのような考え方で成り立っているのか、基本から見ていきましょう。

選択的週休3日制の定義と「選択的」の意味

選択的週休3日制は、一般的な週休2日制に対して、週の休みを1日増やして3日とする働き方です。ここで重要になるのが、頭につく「選択的」という言葉の意味合いです。

通常の週休3日制が会社全体で休日を統一するのに対し、選択的週休3日制では、週休3日で働くか、従来通り週休2日で働くかを従業員自身が選べます。つまり、子育てや介護、自己研鑽など、それぞれの事情に合わせて柔軟に働き方を組み立てられる仕組みといえます。

会社にとっては全員一律の制度変更ではないため、希望する人だけが利用できる柔軟性があり、従業員にとっては自分の生活設計に合わせて選べる安心感があります。この「強制ではなく選択できる」という設計こそが、制度の根幹をなす考え方です。

週休3日制の3つのタイプ(給与維持型・給与減額型・総労働時間維持型)

ひとくちに週休3日制といっても、給与や労働時間の扱いによっていくつかのタイプに分かれます。導入を検討するうえでは、この違いを正しく理解しておくことが欠かせません。代表的な3つのタイプの特徴を、以下の表に整理しました。

タイプ週の労働時間給与の扱い主な特徴
給与維持型短縮される変わらない労働時間が減っても給与は据え置き。従業員のメリットが大きい一方、企業側の負担は大きい
給与減額型短縮される休んだ分減る働く時間が減る分、給与も比例して減少する。最も導入しやすいとされるタイプ
総労働時間維持型変わらない変わらない1日あたりの労働時間を延ばして週の総労働時間を保つ。給与も維持される

給与維持型は従業員にとって魅力的ですが、企業側には人件費の実質的な上昇という課題が生じます。給与減額型は導入のハードルが比較的低いものの、収入減を受け入れられるかが論点になります。総労働時間維持型は給与と総労働時間を保てる反面、1日の勤務が長くなるため、働く側の体力的な負担をどう考えるかがポイントです。どのタイプを採用するかによって、制度の性格は大きく変わってきます。

従来の週休2日制との違い

私たちにとって馴染み深い週休2日制は、長年にわたって標準的な働き方として定着してきました。選択的週休3日制は、この標準を前提としながら、そこにもう一段の柔軟性を加えるものと位置づけられます。

最大の違いは、休日数そのものよりも「働き方を選べるかどうか」という点にあります。週休2日制が画一的な枠組みであるのに対し、選択的週休3日制は従業員が自らの状況に応じて働き方を調整できる余地を持ちます。育児期には週休3日を選び、落ち着いたら週休2日に戻すといった、ライフステージの変化に合わせた使い方ができるのも、従来の制度にはなかった大きな特色といえるでしょう。

選択的週休3日制が注目される背景

選択的週休3日制への関心が高まっているのには、社会全体の変化が深く関わっています。単なる一時的な流行ではなく、いくつかの構造的な要因が重なり合って注目度を押し上げているのです。ここでは、その背景を3つの観点から読み解いていきます。

働き方改革と多様な働き方へのニーズの高まり

近年の大きな潮流として、働き方そのものを見直す動きが社会全体で進んできました。長時間労働の是正やワークライフバランスの重視が広く語られるようになり、「働く時間の長さ」よりも「時間あたりの成果」を重視する価値観が浸透しつつあります。

加えて、リモートワークやフレックスタイム制度の普及により、決まった時間・場所で一律に働くという従来のスタイルは、唯一の正解ではなくなりました。こうした流れのなかで、休日の取り方にも選択肢を求める声が自然と高まってきたのです。多様な人材がそれぞれの事情を抱えながら働く時代において、画一的な制度では対応しきれない場面が増えてきたことが、選択的週休3日制への関心を後押ししています。

政府による推進と「骨太の方針」での位置づけ

選択的週休3日制が広く知られるようになった一つの契機として、政府が経済財政運営の基本方針、いわゆる「骨太の方針」のなかで、選択的週休3日制の普及に向けた検討に言及したことが挙げられます。国の方針として多様で柔軟な働き方を後押しする姿勢が示されたことで、企業の側でも一つの選択肢として検討する動きが広がりました。

国が旗振り役となって柔軟な働き方を推進する流れは、企業が制度導入を考えるうえでの後押しになっています。社会的な機運が高まることで、導入のハードルに対する心理的な抵抗が和らいでいる側面もあるといえるでしょう。

人材確保・離職防止の観点からの関心

採用市場における人材の獲得競争が激しさを増すなか、働き方の柔軟性は企業の魅力を測る一つのものさしになっています。求職者が職場を選ぶ際、給与や仕事内容だけでなく、「自分らしく働き続けられるかどうか」を重視する傾向が強まっているためです。

選択的週休3日制は、こうしたニーズに応える制度として注目されています。育児や介護といった事情で従来の働き方が難しくなった社員に、退職以外の選択肢を用意できることは、貴重な人材の流出を防ぐうえで大きな意味を持ちます。優秀な人材をいかに確保し、長く活躍してもらうか。この経営課題と直結している点が、多くの企業が関心を寄せる理由となっています。

選択的週休3日制を導入するメリット

選択的週休3日制の導入は、企業と従業員の双方にさまざまな恩恵をもたらす可能性があります。ただし、その効果は立場によって見え方が異なるため、ここでは企業側と従業員側に分けて、それぞれのメリットを具体的に整理していきます。

【企業側】採用力の強化と人材の定着

企業にとって最も実感しやすいメリットの一つが、採用面での競争力向上です。柔軟な働き方を選べる環境は、求職者にとって大きな魅力として映ります。

特に、共働き世帯や子育て世代、介護を抱える層にとっては、週休3日という選択肢があること自体が応募の決め手になり得ます。多くの企業が似たような条件で人材を募るなかで、「働き方を選べる会社」という打ち出しは、他社との明確な差別化につながります。また、すでに在籍している社員にとっても、ライフステージの変化に応じて働き方を調整できる安心感は、長く働き続ける動機になります。やむを得ない事情で退職を考えていた人材を引き留められれば、採用や育成にかかるコストの削減にも結びつくでしょう。

【企業側】生産性向上とコスト最適化への期待

労働時間が短くなることは、一見すると生産量の低下につながりそうに思えます。しかし実際には、限られた時間で成果を出そうとする意識が働き、業務の進め方が見直されるきっかけになることがあります。

休日が増えることで、だらだらと続いていた会議や非効率な作業を削ぎ落とし、本当に必要な業務に集中する文化が育まれやすくなります。結果として、時間あたりの生産性が高まる可能性が期待できます。さらに、出社日数が減ることで、オフィスの光熱費や通勤手当といった運営コストの抑制につながるケースもあります。働き方の見直しが、業務効率と経費の両面に好影響を及ぼす点は、経営目線で見逃せないポイントです。

【企業側】企業イメージ・エンゲージメントの向上

従業員を大切にする姿勢を制度として示すことは、企業のイメージ向上にも寄与します。柔軟な働き方を認める会社は、社会的にも先進的で働きやすい職場として評価されやすくなります。

こうした評判は、採用活動だけでなく、取引先や顧客からの信頼にもよい影響を与えることがあります。そして何より、自分たちの事情を尊重してくれる会社に対して、従業員が抱く愛着や信頼、いわゆるエンゲージメントが高まりやすくなります。会社が社員を信頼して働き方をゆだねる姿勢は、社員からの前向きな貢献意欲となって返ってくることが期待できるのです。

【従業員側】ワークライフバランスの充実

従業員にとって最もわかりやすいメリットは、自分の時間が増えることです。週に3日の休みがあれば、平日にしかできない用事や、家族と過ごす時間にゆとりが生まれます。

たとえば、子どもの行事への参加や、親の通院の付き添い、役所での手続きなど、これまで有給休暇を使って対応していた予定を、休日のなかで無理なくこなせるようになります。心身を休める時間が確保できることは、ストレスの軽減や健康維持にもつながります。仕事と私生活のどちらかを犠牲にするのではなく、両方を充実させられる環境は、働く人にとって何物にも代えがたい価値があるといえるでしょう。

【従業員側】学び直し(リスキリング)や副業の機会

増えた休日を、自己投資の時間として活用できる点も大きな魅力です。変化の激しい時代において、新しいスキルや知識を身につける学び直し、いわゆるリスキリングの重要性はますます高まっています。

週休3日になることで、資格取得の勉強やオンライン講座の受講、専門分野の学習などにじっくり取り組む時間を確保しやすくなります。また、本業に支障のない範囲で副業に挑戦し、収入源を増やしたり新たな経験を積んだりする道も開けます。こうして得た知識や経験が、巡り巡って本業の質を高めることも少なくありません。自らの市場価値を高める時間を持てることは、長い職業人生を見据えたときに大きな意味を持ちます。

選択的週休3日制を導入するデメリット・課題

魅力的なメリットがある一方で、選択的週休3日制には慎重に向き合うべき課題も存在します。導入を成功させるためには、これらの難しさをあらかじめ理解し、対策を講じておくことが欠かせません。ここでも企業側と従業員側の双方の視点から、想定される課題を掘り下げていきます。

【企業側】労務管理・勤怠管理の複雑化

選択的週休3日制では、週休2日の社員と週休3日の社員が同じ職場に混在することになります。これにより、勤怠管理や給与計算の仕組みが従来よりも複雑になりがちです。

働き方のタイプが分かれることで、勤務時間の集計や残業の取り扱い、給与の算定方法などを一人ひとりの状況に合わせて管理する必要が生じます。特に給与減額型や総労働時間維持型を採用する場合、計算ルールを明確に定めておかないと、現場で混乱が起きかねません。総務・人事の業務負担が増える可能性があるため、管理システムの整備や運用ルールの事前設計が重要になります。

【企業側】業務分担とコミュニケーションへの影響

社員によって出勤日が異なると、業務の連携やチーム内の情報共有に支障が出る場面が考えられます。「相談したい相手が今日は休みで連絡がつかない」といった状況が生じやすくなるためです。

特に、チームで進めるプロジェクトや、対応の早さが求められる業務では、メンバーが揃わないことによる停滞が課題となり得ます。誰がいつ休むのかを把握しづらくなり、業務の引き継ぎや顧客対応に抜け漏れが生じるリスクも否定できません。こうした課題を防ぐには、業務の属人化を避ける工夫や、情報共有の仕組みづくりが求められます。出社日が分散することで、何気ない雑談や偶発的な会話が減り、社員同士のつながりが希薄になっていく点にも目を向けておく必要があります。

【従業員側】収入減少の可能性

給与減額型を選択した場合、休日が増える分だけ収入が減ることは避けられません。これは従業員にとって、制度を利用するかどうかを判断する際の大きな分かれ目になります。

時間にゆとりが生まれることと引き換えに、毎月の手取りが減ることをどう受け止めるかは、人それぞれの生活設計によって異なります。住宅ローンや教育費など、固定的な支出を抱える世帯では、収入減が現実的な負担となるケースも少なくありません。制度を用意する側としては、どのタイプを採用するのか、収入面の影響をどう説明するのかを丁寧に検討する必要があります。

【従業員側】1日あたりの業務負荷の増加

総労働時間維持型を採用した場合、休日が増える代わりに1日あたりの勤務時間が長くなります。週の総労働時間は変わらないため、1日に処理すべき業務量が実質的に増えることになります。

朝早くから夜遅くまでの勤務が続けば、かえって日々の疲労が蓄積しかねません。また、給与が変わらないタイプであっても、限られた出勤日のなかで従来と同じ成果を求められれば、業務の密度が高まり、精神的なプレッシャーを感じる人もいるでしょう。休みが増えることが必ずしも負担の軽減につながるとは限らない、という点は、制度を検討するうえで見落としてはならない視点です。

選択的週休3日制の導入で働き方に変化があった事例

制度の理屈を理解したうえで気になるのは、実際に導入した現場でどのような変化が生まれているのかという点ではないでしょうか。ここでは、公表されている情報から見えてくる一般的な傾向を、いくつかのパターンに整理してご紹介します。なお、特定の個人の発言や検証できない数値は用いず、広く知られている動向の範囲でお伝えします。

大手企業を中心に広がる導入の動き

選択的週休3日制は、まず体力のある大手企業を中心に導入が進んできた経緯があります。金融、製造、小売、IT・情報通信といった幅広い業種で、柔軟な働き方の選択肢として制度を整える企業が登場しています。

こうした企業の多くは、人材確保や従業員の定着を主な目的として制度を設計しています。育児や介護といった事情を抱える社員が働き続けられる環境を整えることで、貴重な人材の離職を防ぐ狙いです。先行企業の取り組みが報道などで紹介されることにより、後に続こうとする企業の検討材料となり、導入の動きが少しずつ社会全体へ広がってきました。大手の事例が一種のモデルケースとなって、中堅・中小企業へも関心が波及しつつあるのが現在の状況といえます。

育児・介護との両立を実現したケース

制度の活用が特に効果を発揮しやすいのが、育児や介護と仕事の両立という場面です。これまで仕事との両立が難しく、退職を選ばざるを得なかった層に、新たな選択肢を提供できるためです。

たとえば、小さな子どもを育てる社員が週休3日を選ぶことで、保育園の送り迎えや子どもの体調不良への対応に余裕を持って臨めるようになります。介護を担う社員であれば、平日に通院の付き添いや行政手続きを行う時間を確保しやすくなります。こうした柔軟性があることで、フルタイムでの継続就労が難しかった人材が、キャリアを中断せずに働き続けられる道が開けます。本人にとっては大切な仕事を手放さずに済み、企業にとっては経験豊富な人材を維持できるという、双方にとって望ましい結果につながりやすいパターンです。

リスキリング・自己研鑽に時間を活用したケース

増えた休日を学びの時間に充てる動きも、制度がもたらす前向きな変化の一つです。働きながらスキルアップを目指す社員にとって、まとまった時間を確保できることは大きな後押しになります。

具体的には、業務に関連する専門資格の取得を目指したり、語学やプログラミングといった新しいスキルの習得に取り組んだりする活用が考えられます。週に1日多く自由な時間があることで、継続的な学習の習慣を築きやすくなるのです。こうして身につけた知識やスキルが本業に還元されれば、個人の成長が組織の力の底上げにもつながります。会社が学び直しを後押しする姿勢を示すことは、変化に強い組織づくりという観点からも意義のある取り組みといえるでしょう。

選択的週休3日制を導入する際のポイントと進め方

選択的週休3日制を導入する際のポイントと進め方

実際に制度を導入するとなると、何から手をつければよいのか戸惑う担当者の方も多いはずです。場当たり的に進めてしまうと、かえって現場の混乱を招きかねません。ここでは、導入を円滑に進めるために押さえておきたいステップを、順を追って解説していきます。

導入目的の明確化と対象範囲の検討

制度設計の出発点として最も大切なのが、「何のために導入するのか」という目的をはっきりさせることです。目的が曖昧なまま制度だけを整えても、期待した効果は得られにくくなります。

人材の定着を狙うのか、採用力の強化を目指すのか、あるいは従業員の満足度向上を重視するのか。目的によって、選ぶべき制度のタイプや対象とする社員の範囲は変わってきます。全社員を対象とするのか、特定の部署や事情を抱える社員に限定するのかといった線引きも、目的に立ち返って慎重に検討する必要があります。土台となる目的が定まっていれば、その後の制度設計に一貫性が生まれ、社内への説明もしやすくなります。

就業規則・賃金制度の整備

制度を正式に運用するためには、就業規則や賃金制度といったルールの整備が不可欠です。曖昧な取り決めのまま始めてしまうと、後々のトラブルの原因になりかねません。

特に給与の取り扱いは、従業員の生活に直結する重要な論点です。どのタイプを採用し、労働時間や給与をどのように算定するのかを明文化し、就業規則に反映させる必要があります。あわせて、社会保険や残業の取り扱いなど、関連する制度との整合性も確認しておかなければなりません。法的な観点も絡む部分であるため、必要に応じて専門家の助言を得ながら、慎重に進めることをおすすめします。

業務の棚卸しと引き継ぎ体制の構築

出勤日が異なる社員が混在しても業務が滞らないようにするには、仕事の進め方そのものを見直す必要があります。特定の人しか把握していない業務、いわゆる属人化を解消しておくことが鍵を握ります。

まずは、それぞれの社員が担う業務を洗い出し、誰がどの仕事を担当しているのかを可視化します。そのうえで、担当者が不在でもほかのメンバーが対応できるよう、業務手順をマニュアル化したり、情報を共有する仕組みを整えたりすることが有効です。こうした準備を整えておくことで、「あの人がいないと仕事が進まない」という事態を防ぎ、誰が休んでも組織として機能する体制を築けます。

社内コミュニケーション機会の設計

制度の検討において見落とされがちでありながら、長期的に大きな影響を持つのが、社内コミュニケーションへの目配りです。出勤日が分散することで、社員同士が顔を合わせる機会は確実に減っていくためです。

日々の業務連絡だけでは、チームの一体感や部署を越えたつながりは育ちにくくなります。だからこそ、意図的に交流の機会を設ける工夫が重要になります。たとえば、全員が集まれる日を活用した懇親会や社内イベント、あるいはオンラインを通じた交流の場など、コミュニケーションを生み出す仕掛けをあらかじめ制度設計に組み込んでおくと安心です。働き方が柔軟になるほど、人と人とのつながりをどう保つかという視点が、組織の力を左右する要素になっていきます。こうした場づくりに課題を感じる場合は、社内イベントの企画・運営を専門に手がけるNEO FLAG.のようなサービスを活用し、つながりの機会を計画的に設けるのも一つの有効な方法です。

働き方が多様化する時代に欠かせない「社内コミュニケーション」の工夫

働き方が多様化する時代に欠かせない「社内コミュニケーション」の工夫

選択的週休3日制をはじめとする柔軟な働き方が広がるなかで、あらためて重要性を増しているのが社内コミュニケーションのあり方です。働き方が自由になることと、組織のつながりが弱まることは、対策を講じなければ表裏一体で起こり得ます。ここでは、多様な働き方を支えるためのコミュニケーションの工夫について考えていきます。

出社日が分散する中で生まれるコミュニケーション課題

週休3日制やリモートワークが浸透すると、社員が一堂に会する機会は自然と少なくなります。これにより、これまで当たり前に行われていた何気ない交流が失われがちになる点に注意が必要です。

廊下ですれ違ったときの立ち話や、休憩時間の雑談といった偶発的なやりとりは、業務上の連携を円滑にしたり、新しいアイデアを生んだりする土壌になっていました。出社日が分散すると、こうした接点が減り、業務に必要な最低限の連絡だけで関係が完結してしまいがちです。その結果、部署を越えた連携が取りにくくなったり、新しく入った社員が職場になじみにくくなったりといった課題が顕在化することがあります。働き方の柔軟さを活かしながら組織の一体感を保つには、つながりの機会を意識的に設計する発想が求められます。

対面イベント・懇親会で一体感を醸成する

希少になったからこそ、社員が実際に顔を合わせる対面の機会は、これまで以上に貴重な価値を持つようになります。直接会って語り合う時間は、オンラインだけでは得にくい深い相互理解や信頼を育みます。

懇親会や社内イベントは、業務上の役割を離れて、社員一人ひとりの人柄に触れられる場です。一緒に食事をしながら語らう時間は、日頃の業務では見えない一面を知るきっかけとなり、チームの結束を強めてくれます。とはいえ、出勤日がばらばらな社員の予定を調整し、内容を企画し、当日を運営するのは、担当者にとって大きな負担になりがちです。

そうした場面でこそ、社内イベントをオンライン・オフライン問わず総合的にプロデュースするNEO FLAG.のようなサービスが力を発揮します。企画から運営、当日の進行までを任せられれば、担当者の手間を抑えながら、参加者の満足度の高い交流の場を実現できます。せっかく全員が集まれる貴重な機会だからこそ、その価値を最大限に引き出す工夫を凝らしたいものです。

オンライン・ハイブリッドで全拠点をつなぐ

オンライン・ハイブリッドで全拠点をつなぐ

在宅勤務や地方拠点のメンバーが増えると、全員が同じ場所に集まること自体が難しくなる場合もあります。そうした状況では、オンラインを活用した交流の場が有効な選択肢になります。

画面越しであっても、ともに同じ時間を過ごし、語らう機会を設けることで、離れた場所にいるメンバー同士の距離を縮めることができます。たとえば、参加者それぞれの手元に料理を届けたうえで開催するオンライン懇親会は、画面越しでも一体感を演出しやすく、リモート環境ならではのつながりづくりに役立ちます。

NEO FLAG.では、こうしたオンラインやリアルとオンラインを組み合わせたハイブリッド形式のイベントにも幅広く対応しており、働く場所が分かれていても社員同士がつながれる仕掛けを提供しています。多様な働き方を採り入れる企業ほど、こうしたつながりの場をどう設けるかが、組織運営の重要なテーマになっていくでしょう。

まとめ|選択的週休3日制を自社に合った形で検討しよう

ここまで、選択的週休3日制の仕組みから、メリットとデメリット、働き方に見られる変化、そして導入時のポイントまでを幅広くご紹介してきました。最後に、検討を進めるうえで大切にしたい視点を整理します。

選択的週休3日制は、従業員が自らの事情に合わせて働き方を選べる、柔軟性に富んだ制度です。人材の確保や定着、ワークライフバランスの向上といった魅力がある一方で、労務管理の複雑化や収入面への影響、コミュニケーションの希薄化といった課題も伴います。

大切なのは、メリットとデメリットの両面を冷静に見極めたうえで、自社の目的や実情に合った形を見つけることです。給与や労働時間の扱いをどうするか、対象をどこまで広げるかといった設計次第で、制度の効果は大きく変わってきます。

そして、働き方が多様になるほど忘れてはならないのが、社員同士のつながりをどう保つかという視点です。柔軟な制度を活かしながら組織の一体感を育むには、意識的にコミュニケーションの機会を設ける工夫が欠かせません。

NEO FLAG.では、社内イベントや懇親会の企画・運営を、オンライン・オフラインを問わず総合的にサポートしています。働き方の見直しとあわせて、社内のつながりづくりに課題を感じていらっしゃる際は、ぜひお気軽にご相談ください。皆さまの会社らしい、より良い職場環境づくりの一助となれば幸いです。

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アイスブレイクに使えるネタ7選 |商談や研修、チームビルディングを成功させる鉄板質問

Japanese text 'アイスブレイクに使えるネタ7選' on a pink background with two people chatting illustration
アイスブレイクに使えるネタ

こんにちは!NEO FLAG.です。

商談の冒頭、研修のオープニング、チームビルディングのキックオフ──そんな緊張感の漂う場面で「最初の数分間をどう乗り切るか」に頭を悩ませた経験はありませんか?参加者同士の表情が硬いまま本題に入ってしまうと、その後の議論や学びの質まで落ちてしまいがちです。

そこで力を発揮するのが「アイスブレイク」と呼ばれる短時間のコミュニケーション施策。場の空気を一気にやわらげ、参加者の本音を引き出し、その後の時間を有意義なものへと変えてくれます。

本記事では、商談で使える鉄板の雑談ネタから、研修・チームビルディング・オンライン懇親会で盛り上がるゲームまで、社内イベントを企画する総務・人事の方が今日から実践できるアイデアをまとめてご紹介。場面に応じて使い分けられるよう、注意点やプロの活用法まで詳しく解説していきます。

アイスブレイクとは?ビジネスシーンで注目される理由を確認しておきましょう

社員が働きやすい環境づくり成功事例_NEOFLAGナビ_社員間の交流

アイスブレイクという言葉自体は耳にしたことがあっても、その本来の意味や狙いについては意外と曖昧なまま使われていることが少なくありません。まずはこの章で、言葉の成り立ちから、近年のビジネスシーンで重視されている背景、そして導入によって得られる効果までを順に整理していきます。基本を押さえることで、後に紹介するネタの選び方にも納得感が生まれるはずです。

アイスブレイクの意味と語源

アイスブレイク(Ice Break)とは、直訳すると「氷を砕く」という意味です。ここでいう「氷」は、初対面の相手との間に漂う緊張感や、まだ打ち解けていないチームの硬い空気を指します。その氷をやわらかく溶かし、参加者同士が自然に会話できる状態をつくる手法──それがアイスブレイクです。

もともとは欧米の教育現場やワークショップで生まれた概念でしたが、現代の日本では商談・会議・研修・社内イベントなど、あらゆるビジネスシーンに広く浸透しています。具体的には、軽い雑談、簡単なゲーム、自己紹介の工夫といった形で実施されることが多く、所要時間は数分から長くても30分程度に収まるのが一般的です。

「ただの雑談と何が違うのか」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。最大の違いは、明確な目的を持っているという点。アイスブレイクは「場をほぐす」「相互理解を深める」「その後の本題をスムーズに進める」という意図のもとに設計されたコミュニケーション手法なのです。

ビジネスシーンでアイスブレイクが必要とされる背景

なぜ今、アイスブレイクがこれほど注目されているのでしょうか。背景には、働き方や組織のあり方が大きく変化している現代特有の事情があります。

まず一つには、リモートワークやハイブリッドワークの普及があります。対面で雑談する機会が減ったことで、同じ部署のメンバー同士でもお互いのことを十分に知らないまま仕事を進めるケースが増えました。会議に集まっても、画面越しではなかなか本音が出にくいという声もよく聞かれます。

もう一つの背景は、組織の多様化です。世代・国籍・働き方・価値観の異なるメンバーが同じチームで働く時代になり、共通の話題を見つけること自体が難しくなりました。だからこそ、誰もが安心して参加できるアイスブレイクの設計が、組織の生産性を左右する重要な要素として位置づけられているのです。

さらに、新入社員や中途入社のメンバーが既存のチームに早く馴染めるかどうかは、定着率にも直結する課題。研修や歓迎会の冒頭でしっかりとアイスブレイクを行うことで、こうした人材定着の問題にもプラスに働くと考えられています。

アイスブレイクで得られる4つの効果

アイスブレイクに使えるネタ

アイスブレイクを上手に取り入れることで、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。ここからは、ビジネスシーンで実感されやすい代表的な4つの効果を順に見ていきます。

  1. 緊張をほぐし発言しやすい雰囲気を作る
  2. 参加者同士の相互理解を促進する
  3. その後の議論や研修の質を高める
  4. 信頼関係の構築につながる

緊張をほぐし発言しやすい雰囲気を作る

最も基本的かつ重要な効果が、その場の緊張をほぐすことです。人は緊張状態にあると、思考が硬直し、創造的な発言や率直な意見が出にくくなります。アイスブレイクで笑いや軽い会話を挟むことにより、参加者の心理的なハードルが下がり、その後の議論で意見を出しやすい土壌が整います。

参加者同士の相互理解を促進する

短時間でも、お互いの趣味や価値観に触れる時間を設けることで、参加者同士の理解は驚くほど深まります。「あの人はこういう一面があったのか」という発見が一つあるだけで、その後のコミュニケーションは格段にスムーズになるもの。特に部署を横断したプロジェクトや、初対面のメンバーが集まる場では欠かせないステップといえるでしょう。

その後の議論や研修の質を高める

リラックスした状態で本題に入ることができれば、研修の理解度や会議でのアイデア発想力にも好影響が及びます。ある意味でアイスブレイクは、本番のパフォーマンスを最大化するための「準備運動」のようなもの。短時間の投資で得られるリターンは想像以上に大きいと言えます。

信頼関係の構築につながる

繰り返しアイスブレイクを通じて交流を重ねることで、チーム内に少しずつ信頼関係が育まれていきます。日々の業務だけでは触れにくいパーソナルな一面を知ることが、安心して意見を交わせる土台になっていくのです。

アイスブレイクが効果を発揮する主なビジネスシーンを押さえておきましょう

新入社員の教育係_イメージ

ひとくちにアイスブレイクといっても、活用できるシーンは多岐にわたります。シーンによって参加者の関係性や時間の制約、求められる雰囲気が異なるため、同じネタが必ずしもすべての場面で機能するわけではありません。この章では、特にアイスブレイクが効果を発揮しやすい5つの代表的なビジネスシーンを取り上げ、それぞれの特徴と適したアプローチの方向性を整理していきます。

商談・営業の冒頭

初対面の取引先との商談では、最初の数分が後の展開を大きく左右します。いきなり商品説明や提案に入ってしまうと、相手は身構えてしまい、本音や課題を引き出すことが難しくなるもの。そこで、本題に入る前のほんの2〜5分程度、当たり障りのない話題で場を温めることが効果的です。

商談シーンでは、ゲーム形式のアクティビティは現実的ではありません。あくまで自然な雑談として、相手が答えやすいテーマを選ぶことがポイントです。後ほど紹介する「木戸に立てかけし衣食住」のフレームは、まさにこのシーンで最も活躍するでしょう。

社内研修・新入社員研修

新入社員研修やスキルアップ研修の冒頭は、アイスブレイクの活躍場面の代表格です。研修参加者の多くは「これから何をするのだろう」「うまくできるだろうか」という不安を抱えています。冒頭にゲームや簡単な自己紹介を組み込むことで、その不安をやわらげ、研修への集中力を高める効果が期待できます。

研修というフォーマルな場だからこそ、5〜15分程度の枠を確保してしっかりとアイスブレイクを行う価値があります。参加者同士が互いの名前と顔を覚えることで、その後のグループワークも円滑に進むようになります。

会議・ワークショップ

定例会議や企画ワークショップの冒頭でも、アイスブレイクは有効です。特にブレインストーミングのようにアイデア出しを目的とする会議では、最初に頭をやわらかくしておくことが成果に直結します。短時間で完結する「GOOD&NEW」のようなネタは、こうした場面で重宝されるでしょう。

チームビルディング・懇親会

部署対抗のレクリエーション、慰労会、納会、歓迎会といった社内イベントでは、アイスブレイク自体がメインコンテンツの一部になることもあります。普段は接点の少ないメンバー同士が交流するきっかけを生み出すため、ゲーム性のあるネタや、深い対話を促す質問形式のワークが効果を発揮します。

オンライン会議・オンライン懇親会

リモート環境で実施される会議や懇親会では、対面以上にアイスブレイクの工夫が求められます。画面越しでは表情やジェスチャーが伝わりにくく、沈黙が生まれやすいという特性があるため、進行の設計次第で場の雰囲気が大きく変わるからです。

オンライン特有のネタを取り入れたり、料理宅配などの食体験を組み合わせたりすることで、リアルに引けを取らない盛り上がりを生み出すことも可能です。NEO FLAG.でも、こうしたオンライン懇親会のプロデュース実績を多数積み重ねています。

商談で使える鉄板雑談ネタ「木戸に立てかけし衣食住」を覚えておきましょう

ここからは、実際にどんなネタを使えばいいのか、具体的な引き出しを増やしていきます。最初に紹介するのは、ビジネス雑談の世界で長年使われてきた王道のフレームワーク「木戸に立てかけし衣食住(キドニタテカケシイショクジュウ)」です。覚えやすい語呂合わせで、初対面の相手との会話に困ったときの引き出しとしてストックしておくと、商談はもちろん社内の他部署メンバーとの雑談にも応用できます。

「木戸に立てかけし衣食住」とは

「木戸に立てかけし衣食住」とは、雑談の鉄板テーマの頭文字をつなげた覚え方のことです。「キ・ド・ニ・タ・テ・カ・ケ・シ・衣・食・住」というそれぞれの文字に、特定の話題ジャンルが対応しています。

このフレームの最大の利点は、年代・性別・職種を問わず誰にでも当てはまる普遍的な話題で構成されている点です。相手の情報が事前にほとんど得られない初対面の商談でも、このリストから一つピックアップすれば、まず会話の糸口を見つけることができます。

「木戸に立てかけし衣食住」の各テーマと対応する話題ジャンルを一覧で示します。

頭文字テーマ内容
季節・気候暑さ・寒さ・季節の行事
道楽・趣味趣味、休日の過ごし方
ニュース時事ネタ、業界トレンド
旅行、出張先
テレビテレビ番組、エンタメ
家族家族構成、子育て
健康健康法、運動習慣
仕事業界の動向、職種の話
衣類服装、持ち物
食事好きな料理、おすすめの店
住居出身地、住んでいる地域

それぞれのテーマについて、具体的な切り出し方を順番に解説していきましょう。

キ:季節・気候の話題

季節や気候の話題は、雑談の入口として最も使いやすい鉄板ネタです。相手の年齢や立場、出身地にかかわらず、誰もが共通して体感している話題だからこそ、意見が一致しやすく、角が立つこともありません。

たとえば「今日は急に冷え込みましたね」「梅雨が長引いていて困りますね」といった一言は、相手が誰であっても自然な返答を引き出せます。さらに「お住まいの地域も今年は雪が多いですか?」と展開すれば、住居や出身地の話題へと自然に広がっていきます。

季節ネタは、その場で確実に共有できる情報という強みがあるため、初対面の沈黙を埋める最初の一手として優秀です。

ド:道楽・趣味の話題

趣味や休日の過ごし方の話題は、相手の人柄を知るのに最適です。共通の趣味が見つかれば一気に距離が縮まりますし、自分の知らない世界の話を聞くことで関心の幅を広げることもできます。

切り出し方の例としては、「お休みの日は何をされていることが多いですか?」「最近何かハマっていることはありますか?」といった質問が挙げられます。注意したいのは、自分の趣味の話ばかりにならないようにすること。相手の話を引き出し、興味を持って耳を傾ける姿勢が重要です。

ニ:ニュース・時事ネタ

ニュースや時事ネタは、相手の業界や仕事に関する関心を示すきっかけにもなる話題です。ただし、政治や宗教に関するセンシティブなトピックは避け、誰もが安心して話せる経済ニュースや業界トレンドを選ぶようにしましょう。

例として「先日の◯◯業界の発表、御社にも影響がありそうですね」「最近のAI関連のニュースは目まぐるしいですね」といった切り口が考えられます。事前にその日のニュースを軽くチェックしておくだけで、会話の引き出しは格段に増えます。

タ:旅・出張先の話題

旅行や出張の話題は、相手の体験や価値観に触れることができるため、会話が広がりやすいテーマです。「先日◯◯に出張で行ったのですが」と自分の体験を切り出してもよいですし、「最近どこか旅行に行かれましたか?」と問いかける形でも構いません。

特に出張で訪れた土地のグルメや観光スポットの話は、相手が同じ地域に詳しい場合に大いに盛り上がります。

テ:テレビ・エンタメ

テレビ番組や話題のドラマ・映画は、世代を問わず会話のきっかけになりやすい話題です。「◯◯というドラマ、ご覧になりましたか?」と問いかけることで、相手の好みや関心事を知ることができます。

ただし、相手がテレビをあまり見ない可能性も考慮し、配信サービスや動画コンテンツの話題にも対応できるようにしておくと安心です。

カ:家族の話題

家族構成や家庭の話題は、距離を縮めるきっかけになる一方で、相手によってはあまり話したくないテーマである場合もあります。相手の様子をよく観察し、自然に話題が出てきたときに広げる程度にとどめましょう。

「お子さんはおいくつですか?」といった直接的な質問よりも、「私事ですが先日子どもの運動会がありまして」と自分から軽く触れる方が、相手も話しやすい雰囲気が生まれます。

ケ:健康の話題

健康にまつわる話題は、年齢を重ねた相手ほど関心が高い傾向にあります。「健康診断のシーズンですね」「最近運動不足で…」といった切り口は、相手の共感を得やすい鉄板の話題です。

ただし、相手の体調を一方的に詮索するような聞き方は避け、あくまで自分の話を起点に広げていくのが無難でしょう。

シ:仕事に関する話題

仕事や業界の動向に関する話題は、商談の本題にもつながりやすい便利なテーマです。「最近◯◯業界はどんな動きが盛んなんですか?」と相手の専門領域に敬意を払う姿勢を見せると、相手も話しやすくなります。

ただし、アイスブレイクの段階で本格的なビジネスの話に踏み込みすぎると、雑談としての役割を超えてしまうため、あくまで軽く触れる程度にとどめておきましょう。

衣食住:身につけているもの・食事・住まい

最後の「衣食住」は、相手の身につけているものや食の好み、住まいや出身地の話題です。たとえば「素敵な腕時計ですね」と相手の持ち物を自然にほめると、相手は嬉しい気持ちになりやすく、会話の流れもポジティブになります。

食事に関しては「最近気になっているお店があって」と切り出したり、「お昼はどのあたりで食べられることが多いですか?」と聞いたりすると、相手の生活圏や好みを知るきっかけになります。

住まいや出身地の話題は、相手のバックグラウンドを知るのに役立ちますが、踏み込みすぎないよう距離感を保つことが大切です。

研修・ワークショップで盛り上がるアイスブレイクゲーム7選をご紹介します

働きがいのある職場とは_イメージ

雑談ベースのアイスブレイクが商談に向いているのに対し、研修やワークショップでは「ゲーム形式」のアイスブレイクが力を発揮します。複数人が同時に参加し、短時間で場全体を温められるのがゲーム形式の強み。ここからは、新入社員研修や社内ワークショップで実際によく使われている代表的なアイスブレイクゲームを、進め方とともに詳しく紹介していきます。所要時間や参加人数を考慮しながら、自社の研修にマッチするものを選んでみてください。

GOOD&NEW(グッド・アンド・ニュー)

GOOD&NEWは、アメリカの教育学者ピーター・クライン氏が提唱したことで知られるアイスブレイク手法のひとつ。「24時間以内にあった良かったこと(Good)」と「新しい発見(New)」を一人ずつ発表していくシンプルな進め方ながら、参加者の発想を前向きな方向に整える効果が期待できます。

やり方と所要時間

進行は非常にシンプルです。参加者を4〜6名のグループに分け、一人ずつ順番に24時間以内のGoodまたはNewを1〜2分程度で話していきます。話し終わったメンバーには、ほかの参加者が拍手を送るのがお決まりの作法。これによって、発言した本人は受容されている安心感を得られ、聞き手側も自然と前向きな気持ちになります。

所要時間は1グループあたり10〜15分程度。短時間で実施できるので、研修や朝礼、定例会議の冒頭にも組み込みやすい設計です。

効果と活用シーン

GOOD&NEWの最大の効果は、参加者全員に発言機会が与えられることで、その後の研修やワークショップでも声を出しやすい雰囲気が作られる点にあります。「自分の話を聞いてもらえた」という感覚は、参加意欲を高める大きな要素。新入社員研修の初日や、長期の研修プログラムの各日のキックオフとして導入する企業が多く見られます。

他己紹介

自己紹介ならぬ「他己紹介」は、参加者がペアを組み、お互いの情報を聞き合った後、相手のことを全体に向けて紹介し合うアイスブレイクです。普通の自己紹介よりも記憶に残りやすく、ペアになった相手とは一気に距離が縮まるのが魅力です。

ペアでの進行手順

進め方の基本は3ステップ。最初にペアを組み、5〜7分程度の時間で相手にインタビューをします。質問の項目は事前にファシリテーターが提示するとスムーズで、例として「名前」「所属部署」「最近ハマっていること」「休日の過ごし方」などが挙げられます。

インタビューが終わったら、全員の前で順番に「私の隣の◯◯さんは、こういう方です」と紹介していきます。紹介の時間は一人あたり1分程度に区切ると、間延びせずに進行できるでしょう。

新入社員研修での活用例

他己紹介は、初対面のメンバーが多い新入社員研修で特に効果を発揮します。自分のことを話す自己紹介に比べ、相手のことを「代弁する」立場になるため、自然と相手の話に注意深く耳を傾けることになるからです。

結果として、研修の冒頭でペアになった相手の名前と人となりを強く記憶でき、その後のグループワークでも声を掛け合いやすい関係性が生まれます。

積み木式自己紹介

積み木式自己紹介は、前の人の名前を順番に積み重ねていく形式のゲームです。1人目が「Aです」と名乗ると、2人目は「Aさんの隣のBです」、3人目は「Aさん、Bさんの隣のCです」と続いていきます。

ゲーム性が高く、後ろの順番になるほど覚える名前が増えていくため、自然と参加者全員が真剣に名前を記憶しようとします。名前に加えて「好きな食べ物」「出身地」などの一言情報を添えると、より印象に残りやすくなるでしょう。

参加人数は10〜15名程度までが進行しやすい目安。30名を超える場合は、いくつかのグループに分けて並行で実施するとよいでしょう。

バースデイチェーン(バースデイライン)

バースデイチェーンは、参加者が制限時間内に誕生日の早い順に一列に並ぶゲームです。ユニークなのは、声を出すことも文字を書くこともできないというルール。コミュニケーション手段はジェスチャーのみという制約のなかで、参加者は工夫してお互いの情報を伝え合うことになります。

このゲームの面白さは、言語に頼らないコミュニケーションの難しさと面白さを体感できる点にあります。終わった後の答え合わせで盛り上がるのも定番で、新入社員研修の初日や、部署を横断した研修プログラムなどで活用されています。

所要時間は10分前後。グループの人数は10〜20名程度が適しています。

ヒーローインタビュー

ヒーローインタビューは、参加者の一人が「ヒーロー役」となり、ほかの参加者からインタビューを受ける形式のアイスブレイクです。ヒーロー役は、自分がこれまでに成し遂げたことや、印象に残っているエピソードを語ります。

インタビュアー役の質問次第で、話の深さや広がりが変わるのもこのワークの特徴。「なぜそう思ったのですか?」「そのとき周りの反応はどうでしたか?」と掘り下げていくことで、ヒーロー役本人も気づかなかった価値観や強みが浮かび上がってくることがあります。

中堅社員のリーダーシップ研修や、部署内のメンバー理解を深めたい場面で特におすすめのワークです。

共通点探しゲーム

共通点探しゲームは、3〜5名のグループに分かれ、全員に共通する点をできるだけ多く見つけ出すゲームです。「全員出身地が関東」「全員犬を飼っている」など、見た目では分からない共通点を探していく過程で、自然と質問を重ねることになり、会話が弾みます。

制限時間は5〜10分程度。「共通点を◯個以上見つけたグループの勝ち」というルールにすることで、ゲーム性が高まり盛り上がります。

このゲームのよいところは、思わぬ共通点を見つけたときに「えっ、本当ですか!」という驚きと笑いが生まれる点。終わった後も、その共通点が会話のきっかけとして長く機能してくれます。

「実は…」自己紹介

「実は…」自己紹介は、通常の自己紹介に「実は私◯◯なんです」という意外な一面を添えてもらう形式です。「実は子どもの頃ピアノで全国大会に出ました」「実は趣味で陶芸をやっています」といった具合に、ふだんの仕事の様子からは想像しにくいエピソードを共有することで、相手への印象が強く残ります。

実施のコツは、ファシリテーターや進行役が最初に自分の「実は」を披露すること。先に意外な一面を見せることで、参加者も話しやすい空気が生まれます。

チームビルディングを成功させる鉄板質問・ワーク9選を体系的に整理しておきましょう

チームビルディングの場では、単に場を温めるだけでなく、メンバー同士の信頼関係を深め、チームとしての結束を高めることが求められます。そのため、雑談や簡単なゲームよりも一歩踏み込んだ「対話型ワーク」や「協力プレイ型のゲーム」が選ばれることが多くなります。ここでは、慰労会・納会・部署キックオフなどで実際に多くの企業が取り入れている鉄板ワークを、目的別に整理してご紹介します。

価値観を共有する質問ネタ

メンバーの価値観や仕事への向き合い方を知ることは、信頼関係を築くうえで欠かせない土台になります。短時間でも深い対話が生まれるよう設計された質問ネタを2つご紹介しましょう。

「最近うれしかったこと」を共有する

「最近うれしかったこと」をテーマに、一人ずつ1〜2分で話す形式のワークです。仕事のことでもプライベートのことでも構わない、というルールにすると、参加者の人柄が自然とにじみ出てきます。

GOOD&NEWに似ていますが、より「うれしさ」という感情にフォーカスする点が特徴です。聞き手側も「そんな出来事があったんですね」と相手の喜びを一緒に味わうことで、温かな空気が場に広がります。

「仕事で大切にしている価値観」を語る

もう少し踏み込んだ対話を求めるなら、「仕事で大切にしている価値観」を語り合うワークもおすすめです。「お客様の期待を超えること」「チームの和を守ること」「常に学び続けること」など、人によって答えが大きく異なるため、お互いの仕事観の違いと共通点を発見できます。

このワークはチーム結成時のキックオフや、年度の振り返りの場で活用すると、メンバー同士の理解が一段深まります。

チームの目標を確認するワーク

チームビルディングでは、メンバー一人ひとりがチームの目標を自分ごととして捉えられるかどうかが重要です。そのための導入として活用できるワークを2つ紹介します。

ビジョン共有ワーク

ビジョン共有ワークは、チームとして目指す姿を全員で言葉にしていくワークです。ファシリテーターが「1年後、私たちのチームはどんな状態になっていたいですか?」といった問いを投げかけ、参加者が付箋やオンラインホワイトボードに自分の考えを書き出し、全員で共有していきます。

書き出した内容をグルーピングしていくと、チームとして大切にしたい方向性が自然と見えてくるもの。期初のキックオフや、新メンバーが加わったタイミングで実施すると効果的です。

ストレングスファインダー風の自己分析共有

各メンバーが自分の強みを3つほど書き出し、それを全員に共有するワークです。「自分はこういう強みを活かしたい」「こういう場面で頼ってほしい」と互いに伝え合うことで、チーム内の役割分担が明確になります。

 

ストレングスファインダーのような正式な診断ツールを使わなくても、「これまでの仕事で褒められたこと」「自分が得意だと感じる場面」を書き出してもらうだけで十分に機能します。

協力プレイで絆を深めるゲーム

対話型のワークに加え、身体や手を動かす協力プレイ型のゲームも、チームビルディングの定番です。代表的な3つを紹介します。

NASAゲーム(コンセンサスゲーム)

NASAゲームは、月面に不時着したという設定で、生き残るために必要なアイテム15個に優先順位をつけていくゲームです。最初に個人で順位をつけ、その後グループで話し合って合意形成を図ります。

このゲームの面白さは、合意形成のプロセスそのものにあります。「なぜそう思うのか」をお互いに説明し合うなかで、論理的に意見を主張する力、相手の意見に耳を傾ける姿勢、合意点を見つける調整力など、チームで働くうえで欠かせないスキルが自然と発揮されます。

ペーパータワー

紙だけを使って、できるだけ高いタワーを作るシンプルなゲームです。チームごとに同じ枚数の紙が配られ、制限時間内に高さを競います。

ハサミやテープを使わず、紙の折り方や組み立て方だけで勝負するため、メンバー同士のアイデアの出し合いと、役割分担の巧拙が結果に直結します。短時間で実施でき、結果が目に見えるため、達成感を共有しやすいのも魅力です。

マシュマロチャレンジ

乾燥パスタ、ひも、テープ、マシュマロを使って、自立する塔をできるだけ高く作るゲームです。塔のてっぺんにマシュマロを乗せた状態で自立させなければならないというルールが、想像以上の難しさと面白さを生み出します。

世界中の企業研修やワークショップで広く採用されているゲームで、試行錯誤の重要性、プロトタイプを早く作る価値、チームでの役割分担の大切さを体感できます。

クイズ形式で楽しむアイスブレイク

最後に、誰もが気軽に参加できるクイズ形式のアイスブレイクを2つ紹介します。

会社にまつわるクイズ

自社の創業年、社員数、商品ラインナップ、過去の表彰歴など、会社にまつわる雑学をクイズにする形式です。新入社員研修や入社式の前後に実施すると、参加者が楽しみながら会社の歴史や特徴を学べる一石二鳥のアイスブレイクになります。

クイズの作成には少し準備が必要ですが、いったん作ってしまえば毎年使い回せるのも利点です。

メンバー当てクイズ

各メンバーから事前に集めた「子どもの頃の写真」「学生時代のエピソード」「意外な特技」などをクイズの問題にし、誰のことかを当ててもらう形式です。「あの人にそんな過去があったとは」という驚きが場を盛り上げ、メンバー同士の関係性をぐっと近づけます。

部署の懇親会や慰労会、納会など、ある程度メンバー同士が知り合っているタイミングで実施するのがおすすめです。

オンライン会議・オンライン懇親会で使えるアイスブレイクネタを工夫してみましょう

リモートワークが定着した現在、オンラインでのアイスブレイクは社内コミュニケーションの要となりつつあります。ただし、画面越しのコミュニケーションには対面とは異なる難しさがあるのも事実。ここからは、オンライン特有の課題を踏まえつつ、画面越しでも盛り上がるアイスブレイクのアイデアを段階的にご紹介します。

オンライン特有の課題と対策

オンライン会議や懇親会では、対面と比べていくつかの独特な課題があります。表情やジェスチャーが伝わりにくく沈黙が生まれやすいこと、複数人が同時に発言すると聞き取りづらいこと、参加者が画面オフにしていると一体感が出にくいことなどが挙げられます。

これらの課題を踏まえると、オンラインアイスブレイクの設計には次のような工夫が必要です。まず、ファシリテーター役を必ず立て、進行のリズムを明確にすること。次に、全員が短時間ずつ順番に話す形式を取り入れ、発言の機会を均等に配分すること。そして、視覚的な要素(背景、小道具、画面共有など)を積極的に活用することで、画面越しでも飽きさせない工夫を凝らすことです。

短時間で実施できるオンライン向けネタ

オンライン会議の冒頭で、3〜10分程度で実施できる手軽なネタを3つご紹介します。

チェックインクエスチョン

チェックインクエスチョンは、会議の冒頭でファシリテーターが投げかける一つの質問に、参加者全員が短く答えていく形式です。質問の例としては「今日の朝食は何でしたか?」「最近ハマっているものは何ですか?」「1年後、自分にどんな変化が起きていてほしいですか?」など、状況に応じてカジュアルなものから少し深いものまで自在に設定できます。

一人あたりの持ち時間を30秒〜1分に区切ることで、参加人数が多くても短時間で完結できるのが利点です。

背景紹介ゲーム

参加者がZoomなどの背景画像にこだわって、その背景にまつわるエピソードを紹介し合うアイスブレイクです。「これは先月旅行に行った沖縄の写真です」「実家の犬の写真を背景にしてみました」といった具合に、画面越しでもパーソナルな一面を共有しやすくなります。

ふだんは何気なく目にしている背景に焦点を当てることで、画面越しの距離感が一気に縮まる効果が期待できます。

オンライン顔合わせビンゴ

事前に「3人兄弟」「犬を飼っている」「最近◯◯にハマっている」など9〜25マスの質問が書かれたビンゴカードを配布し、参加者が短い自己紹介をしながら、当てはまる人を埋めていく形式です。

参加者は自然と「あなたは◯◯ですか?」と質問し合うことになり、コミュニケーションが活性化します。ビンゴが揃った人に景品を用意すると、より盛り上がりが期待できるでしょう。

盛り上がるオンラインゲーム形式

もう少し時間をかけて盛り上げたい場面では、本格的なゲーム形式のアクティビティが向いています。代表的な3つを紹介します。

オンラインクイズ大会

オンラインクイズツールやアンケートツールを活用し、参加者全員がリアルタイムで回答するクイズ大会形式です。会社にまつわる雑学、メンバーの意外な一面、業界トリビアなど、さまざまなテーマで設計できます。

ランキング機能を使ってスコアを表示すると、適度な競争心が生まれ、場が盛り上がります。所要時間は20〜30分程度が目安です。

写真しりとり

参加者が自分のスマートフォンや手元にある写真を順番に共有し、その写真の被写体の名前で「しりとり」をつないでいくゲームです。たとえば「リンゴ」の写真を出した人の次は「ゴリラ」など「ゴ」から始まる被写体の写真を探さなければなりません。

写真を探す時間がそのまま「待ち時間」になりますが、その間に「これでいいかな…」と話す姿が見られたり、思いがけない写真が登場したりと、自然な会話が生まれます。

リモート脱出ゲーム

リモート脱出ゲームは、オンラインで楽しめる謎解き型のチームビルディングコンテンツです。チームメンバーが協力して謎を解き、ストーリーを進めていく形式で、テレワーク環境でも一体感のある体験を共有できます。

少し本格的なコンテンツになるため、専門のサービスを利用するのが一般的です。NEO FLAG.でも、こうしたオンライン向けのチームビルディングプログラムを多数ご用意しています。

オンライン懇親会向けの食事を絡めたアイスブレイク

オンライン懇親会のクオリティをぐっと引き上げるのが、参加者全員に同じ料理を届ける「料理宅配」を組み合わせる手法です。同じ料理を画面越しに囲むことで、対面の懇親会に近い一体感が生まれます。

「この料理おいしいですよね」「これってどう食べるのが正解なんですか?」といった会話が自然と発生し、料理そのものがアイスブレイクのテーマになるのが大きな魅力。NEO FLAG.の提供する「DeliPa(デリパ)」や、MC付きの「Parti(パルティ)」は、こうしたオンライン懇親会のニーズに応えて誕生したサービスです。料理の手配だけでなく、進行のサポートまで含めて任せられるため、幹事の負担を大きく軽減できます。

シーン別・参加人数別アイスブレイクネタの選び方を整理しておきましょう

これまでさまざまなアイスブレイクのネタを紹介してきましたが、実際の現場では「どのネタをどの場面で使えばいいのか」と迷うことも少なくありません。この章では、参加人数と所要時間という2つの軸で、ネタの選び方を整理していきます。実施前にチェックリストとして使えるよう、具体例とともにまとめてみました。

少人数(2〜10名)におすすめのネタ

少人数の場面では、参加者一人ひとりにしっかりと発言の機会を確保できるネタが向いています。商談やチーム会議、少人数の研修などでは、雑談ベースの「木戸に立てかけし衣食住」、対話型の「GOOD&NEW」「他己紹介」、価値観を共有する質問ワークなどが効果を発揮します。

人数が少ない分、一人あたりに割ける時間を長く取れるため、深い対話を生み出しやすいのが少人数アイスブレイクの強みです。

中人数(11〜30名)におすすめのネタ

部署単位の懇親会や中規模の研修では、グループ分けの工夫が成功の鍵を握ります。全員一斉に進行するよりも、4〜6名のグループに分けて並行で進めると、進行がスムーズになり、参加者の発言機会も確保できます。

おすすめのネタは「共通点探しゲーム」「他己紹介」「マシュマロチャレンジ」など、グループ単位で楽しめるアクティビティ。グループ対抗にすることで、適度な競争心が生まれて盛り上がります。

大人数(31名以上)におすすめのネタ

社員総会や全社キックオフのような大規模イベントでは、全員参加型のシンプルなネタが向いています。「バースデイチェーン」のように、全員が同時に動く形式や、「オンラインクイズ大会」のようにリアルタイムで全員が参加できるアクティビティが定番です。

大人数では、進行の段取りやマイクの取り回しなど運営面の難しさも増すため、専門の司会者やプランナーの力を借りるとスムーズに進みます。

所要時間別の使い分け

時間軸でネタを整理すると、自社の予定に合わせた選定がよりしやすくなります。所要時間別の使い分けの目安を表組みでまとめます。

時間枠おすすめのネタ適した場面
5分以内チェックインクエスチョン、季節ネタの雑談会議冒頭、商談
10〜15分GOOD&NEW、他己紹介、共通点探し研修冒頭、定例会議
30分以上NASAゲーム、マシュマロチャレンジ、リモート脱出ゲームチームビルディング、懇親会

5分以内で完結するネタ

会議や商談の冒頭で、本題に入る前の数分間を活用するなら、雑談ベースのネタやチェックインクエスチョンが最適です。準備不要で誰でも実施できる手軽さが魅力です。

10〜15分かけてじっくり行うネタ

研修や定例会議の冒頭にしっかりと時間を取れるなら、GOOD&NEWや他己紹介のように、参加者全員に発言機会のあるネタを取り入れましょう。じっくり対話することで、その後のメインコンテンツへの集中力が高まります。

30分以上のチームビルディング型ワーク

懇親会や半日研修など、ある程度まとまった時間を確保できる場面では、NASAゲームやマシュマロチャレンジのような本格的なワークが効果を発揮します。終わった後の振り返りも含めて時間を取ると、学びが深まります。

アイスブレイクを実施する際の注意点とタブーも押さえておきましょう

ここまで多くのネタを紹介してきましたが、アイスブレイクは扱い方を間違えると、かえって場の空気を悪くしてしまうリスクもあります。特に企業の研修や懇親会といったオフィシャルな場では、参加者全員が安心して楽しめる配慮が欠かせません。この章では、アイスブレイクを実施する際にぜひ押さえておきたい注意点を整理します。

避けるべき話題(政治・宗教・プライベートの深堀りなど)

ビジネスシーンのアイスブレイクで避けるべき代表的なテーマは、政治・宗教・思想信条に関する話題です。これらは個人の価値観に深く関わるため、意見の対立を生みやすく、場が険悪になるリスクがあります。

そのほか避けたい話題として、特定の人を揶揄するような内容、過度にプライベートに踏み込む質問(恋愛事情、家族トラブル、収入など)、誰かの悪口や愚痴も挙げられます。アイスブレイクで避けるべき話題と、その理由を一覧で示します。

避けるべき話題理由
政治・宗教価値観の対立を生みやすい
個人の収入・資産プライバシーへの過度な踏み込み
恋愛・結婚観ハラスメントと受け取られる可能性
容姿・体型ルッキズムに該当する恐れ  
第三者の悪口・噂話信頼関係を損なう

これらを意識し、誰もが安心して参加できる話題選びを心がけましょう。

参加者が置き去りにならない配慮

アイスブレイクは、参加者全員が楽しめてこそ意味があります。一部の人だけが盛り上がり、ほかのメンバーが置き去りになってしまうような状況は避けたいもの。

具体的な配慮として、発言の苦手な人にも自然と話せる機会を用意すること、内向的なメンバーを無理に前に出さないこと、グループ分けの際にコミュニケーションの偏りが生まれないよう工夫することなどが挙げられます。

ファシリテーターは、参加者全員の表情や雰囲気を観察し、置き去りになっている人がいないか常に気を配る姿勢が大切です。

時間配分とファシリテーションのコツ

アイスブレイクが盛り上がりすぎて、本題に入る時間が削られてしまっては本末転倒です。事前に「アイスブレイクは何分以内」と明確に区切り、時間が来たらきっぱりと次に進む潔さも重要です。

また、ファシリテーターが最初に自分から実演や具体例を見せることで、参加者は「こういう感じで話せばいいのか」と安心して取り組めるようになります。完璧な進行よりも、温かな雰囲気を作ることに重点を置きましょう。

ハラスメント・ダイバーシティへの配慮

近年は、ハラスメントへの意識が高まり、何気ない発言がトラブルにつながるケースも増えています。「家族の話」「健康の話」「外見への言及」などは、相手によっては不快に感じる可能性があるため、相手の様子を見ながら慎重に扱うことが大切です。

また、グローバル企業や多様な背景を持つメンバーが集まる場では、文化や宗教、ライフスタイルへの配慮も欠かせません。「全員にとって安心できる場づくり」を最優先に、ネタを選定するようにしましょう。

食事を共にすることが最強のアイスブレイクになる理由について考えてみましょう

シャッフルランチとは

ここまで具体的なアイスブレイクのネタや進め方を紹介してきましたが、実は最も普遍的で効果の高いアイスブレイクが「同じ食事を共にすること」だということは、意外と見落とされがちです。この章では、食事が持つ独特のコミュニケーション促進効果と、それを社内イベントでどう活かすかを掘り下げていきます。

「同じ釜の飯を食う」効果が信頼関係を生む

「同じ釜の飯を食う」という表現があるように、人は食事を共にする相手に対して、自然と親近感を抱くものです。これは古今東西の文化に共通する現象で、ビジネスの世界でも会食やランチミーティングが大切にされている理由のひとつでもあります。

食事中は、本題から少し離れた話題で会話することが多く、相手のパーソナルな一面に触れる機会が増えます。「この人はこんな料理が好きなんだ」「お酒の飲み方が意外だった」といった小さな発見が積み重なり、職場での関係性に温かみが加わっていきます。

慰労会、納会、歓送迎会、部署の懇親会といった社内イベントが多くの企業で続けられているのも、食事を介したコミュニケーションが組織にとって価値あるものだと長年認識されているからにほかなりません。

ケータリング・オードブルが懇親会に与える3つの効果

社内で実施する懇親会において、料理の選び方は会の成功を左右する重要な要素です。なかでも、ケータリングやオードブル宅配を活用することには、複数のメリットがあります。社内懇親会でケータリング・オードブルを取り入れることで得られる効果を3つの観点から整理しました。

自然な会話のきっかけになる

参加者の前にずらりと並ぶ華やかな料理は、それ自体が会話のテーマとなります。「これおいしいですね」「どれから食べようか迷いますね」といった一言から、自然と隣の人との会話が始まります。意図的にアイスブレイクのネタを用意しなくても、料理が場を和ませてくれる、というのは大きな利点です。

立食スタイルが交流を促進する

着席型のレストランと違い、立食スタイルのケータリングでは参加者が自由に動き回れます。普段あまり話さない部署のメンバーにも声をかけやすくなり、限られた時間のなかでも多くの人と交流できるのが立食の魅力。アイスブレイクが自然発生的に起こりやすい環境設計といえます。

特別感が場の一体感を高める

会議室や社内スペースに、普段とは違う華やかな料理が運び込まれるだけで、その日が特別なイベントになります。「今日はちょっと違う」という非日常感は、参加者の気分を上げ、いつもより打ち解けたコミュニケーションを生み出します。

NEO DINING.のケータリングを活用した懇親会事例

NEO FLAG. / NEO DINING.では、社内懇親会向けのケータリングやオードブル宅配を多数手がけています。会場の規模や予算、参加者の特徴に合わせて、メニュー構成から会場装飾まで柔軟にご提案できるのが強みです。

実際に、社員総会後の懇親会、部署の納会、内定者歓迎会、周年記念パーティーなど、さまざまな場面でご活用いただいてきました。料理が会話のきっかけを生み、自然なアイスブレイクとして機能している事例も数多く存在します。

社内イベントのアイスブレイクはプロに任せるという選択肢も検討してみてください

ここまで紹介してきたアイスブレイクのネタは、いずれも自社で工夫すれば実施可能なものばかりです。ただし、参加人数が多い、オンライン開催で進行が複雑、企画する時間がない、といった事情がある場合は、専門のサービスを活用するのも有効な選択肢です。最後に、NEO FLAG.が提供しているアイスブレイクや懇親会のプロデュース支援をご紹介します。

司会者付きプログラムで企画の負担を軽減

社内イベントの幹事を任された総務・人事担当者にとって、最も大きな負担は「企画と進行を一人で抱え込むこと」です。アイスブレイクのネタ選びから、当日の進行台本、参加者への声かけまで、すべてを通常業務と並行して進めるのは想像以上に大変な作業。

NEO FLAG.では、専属のプロ司会者と専任プランナーが、企画段階から当日の進行まで一貫してサポートします。アイスブレイクのプログラム選定や台本作成も、これまでの実績を活かしてご提案できますので、幹事の負担を大きく減らすことが可能です。

「DeliPa BIZ」会議室懇親会向けレクリエーションプログラム

DeliPa BIZ(デリパビズ)」は、会議室で実施する社内懇親会向けのサービスです。料理の手配だけでなく、司会者付きのチームビルディング・研修・レクリエーションプログラムを20種以上の中から選ぶことができ、アイスブレイクから本格的なワークまで幅広く対応します。

オフィスの会議室を使って、移動の手間なく実施できる手軽さも魅力。短時間で部署のチームビルディングを進めたい、新メンバーの歓迎会で確実に場を温めたい、といったニーズに応えられる構成です。

「Parti」オンライン懇親会向けMC付き料理宅配

オンライン懇親会を成功させたい場合は、「Parti(パルティ)」がおすすめです。参加者全員の自宅に同じ料理を届けるとともに、専属MCがオンライン上で進行を担当。アイスブレイクからゲーム、チームビルディングのワークまで、画面越しでも盛り上がる構成を提案できます。

幹事が進行に追われることなく、参加者として楽しめるのが大きな利点。リモートワークが定着した今だからこそ、オンライン懇親会のクオリティを上げる選択肢として多くの企業に活用されています。

NEO FLAG.のイベントプロデュースで実現できること

NEO FLAG.では、社内イベントの企画・運営代行を、リアル・オンライン・ハイブリッドのすべての形式で承っています。アイスブレイクをはじめとするコミュニケーション施策の設計から、会場手配、ケータリング、司会者の派遣、当日の運営まで、ワンストップでお任せいただけます。

「自社では手が回らない」「初めての大規模イベントで不安」といった場面では、ぜひ一度ご相談ください。これまでの豊富な実績を踏まえ、御社にマッチした最適なプランをご提案いたします。

まとめ|アイスブレイクで商談・研修・チームビルディングを成功に導きましょう

本記事では、商談で使える鉄板の雑談フレーム「木戸に立てかけし衣食住」から、研修・チームビルディングで活躍するゲーム形式のネタ、オンライン懇親会で盛り上がる工夫、さらに実施時の注意点までを幅広く解説してきました。

アイスブレイクは、ほんの数分の工夫で、その後の商談・研修・社内イベントの成果を大きく変える力を持っています。シーンに応じた使い分け、参加人数や所要時間に合わせた選定、そして参加者全員が安心して楽しめる配慮を意識すれば、誰でも実践できる効果的なコミュニケーション手法です。

社内イベントの企画にお困りの際は、NEO FLAG.のイベントプロデュースサービスやDeliPa BIZ、Parti、ケータリングサービスなどもぜひご活用ください。アイスブレイクの設計から当日の進行まで、御社のイベントを成功へと導くお手伝いをいたします。今日からさっそく、目の前の場面で使えそうなネタを一つ選び、実践してみてはいかがでしょうか。

【ダウンロードOK】社内イベントやコミュニケーション活性化に役立つ資料も無料配布!

以下のページでは、コロナ禍の社内イベントや社内コミュニケーション活性化に役立つPDF資料を配布中です。すべてダウンロードは無料です(内容の改ざん、二次配布は禁止とさせていただきます)

「社内イベント事例集40」にて社内イベントを実施した40社の口コミや開催形式をご紹介★

当社は、料理・イベント企画等でさまざまな形式の社内イベントに携わってまいりました。その数はオンライン・オフライン合わせて10000社以上に上ります(2022年7月現在)

本資料では、これまでに当社をご利用くださった法人・団体様の事例を40社分ピックアップしてご紹介。リアルな口コミや活用ポイントなどを、会の形式から探すことができます。

オンライン懇親会・オンラインイベントについて詳しく知りたい方は「デリマガ」もチェック

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