
こんにちは!NEO FLAG.です。
新年度が始まり、フレッシュな新入社員を迎え入れる季節となりました。期待に胸を膨らませる一方で、「今年の新入社員はちょっとやばいかも…」と頭を抱える管理職や人事担当者の方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、いわゆる「やばい新入社員」の特徴とその背景、そして効果的な対応策について詳しく解説します。問題行動の予防から改善までの具体的なステップを知ることで、新入社員を組織の貴重な戦力へと育てる手助けとなれば幸いです。
やばい新入社員とは?企業現場で見られる典型的なパターン
新入社員の中には、社会人としての基本的なスキルや姿勢に課題があり、職場に様々な混乱をもたらす「やばい」と表現されるケースがあります。ここではそのような新入社員に見られる典型的なパターンを見ていきましょう。

ビジネスマナーの欠如が目立つケース
ビジネスマナーは社会人の基本スキルであり、これが欠如していると職場での信頼関係構築に大きな支障をきたします。特に近年は、デジタルネイティブ世代の入社に伴い、従来のビジネスマナーとの間にギャップが生じることも少なくありません。
社会人としての基本的なルールが身についていないエピソード
基本的なビジネスマナーの欠如は、日常の様々な場面で表面化します。例えば、遅刻常習化にもかかわらず連絡もなく、理由を問われると「電車が遅れていた」と言い訳するケース。あるいは、上司からのメールに対して返信がなく、確認すると「既読したので返信不要と思った」と答えるようなケースもあります。
また、敬語の使い方が不適切で、クライアントとの会話で友達言葉を使ってしまったり、書類の提出期限を守らず、催促されて初めて「忘れていました」と平然と答えたりするケースも報告されています。
職場での過度なカジュアル志向がもたらす問題
近年の職場環境では、カジュアルな社風を推進する企業も増えていますが、過度なカジュアル志向は様々な問題を引き起こします。例えば、ドレスコードがない職場でも、極端にカジュアルな服装で出社し、クライアント訪問時にも服装を改めないケース。
また、会議中にスマートフォンを頻繁に確認し、SNSを閲覧したり、重要な説明中に関係のない私語を交わしたりする行動も見られます。こうしたカジュアル志向の行き過ぎは、職場の秩序を乱すだけでなく、クライアントからの信頼低下にもつながりかねません。
コミュニケーション能力に難があるタイプ
現代のビジネス環境において、コミュニケーション能力は必須のスキル。しかし、デジタルコミュニケーションに慣れ親しんだ世代は、対面でのコミュニケーションに課題を抱えるケースも少なくありません。
報告・連絡・相談(ホウレンソウ)ができない新入社員
ビジネスの基本である「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」ができない新入社員は、職場の業務効率を著しく低下させます。例えば、業務上のミスを隠して報告せず、問題が拡大してから発覚するケース。あるいは、業務の進捗状況を報告せず、締切間際になって「間に合いません」と申告するような事態も起こるかもしれません。
特に在宅勤務の増加により、物理的な距離があるとなおさらこの傾向が強まる傾向があります。これらの問題は、コミュニケーションの重要性に対する認識不足や、質問することへの心理的障壁が原因であることが多いでしょう。
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チームワークを乱す行動パターン
チーム内の協力関係を損なう行動も、「やばい新入社員」の特徴のひとつ。
例えば、自分の担当業務のみに関心を示し、チームの目標達成に協力しないケース。あるいは、チームメンバーの意見を尊重せず、常に自己主張ばかりするような態度も問題となります。
また、チーム内での役割分担を無視して好きな仕事だけを選び、面倒な業務は他のメンバーに押し付けるような行動も見られます。これらの行動は、「チームで働く」という概念の理解不足や、自己中心的な価値観に起因することが多く、職場の雰囲気を悪化させる大きな要因となることも。
業務遂行能力に関する問題行動
業務を適切に遂行する能力も、社会人として不可欠なスキルです。しかし、基本的な指示理解や学習姿勢に問題を抱える新入社員も一定数存在します。
基本的な指示が理解できないケース
指示内容を正確に理解し実行することは、業務の基本ですが、この点に課題を抱える新入社員も少なくありません。
例えば、複数の指示を与えると一部しか実行せず、「そこまでやるとは思わなかった」と弁解するケース。あるいは、明確な指示があってもメモを取らず、後で「聞いていない」と主張するような事態も起こります。
これらの問題は、集中力の欠如や、「わからない」と言うことへの抵抗感、あるいは指示の重要性に対する認識不足から生じることが多いようです。
間違いを認められない・学習しない新入社員の特徴
成長するためには、失敗から学ぶ姿勢が不可欠ですが、その姿勢に欠ける新入社員も見受けられます。例えば、明らかなミスを指摘されても認めず、言い訳や他者への責任転嫁を繰り返すケース。あるいは、ミスの指摘を個人攻撃と捉え、感情的に反応してしまうような態度も問題です。
このような学習拒否の姿勢は、プライドの高さや批判への過敏さ、あるいは自己防衛本能から生じることが多く、長期的な成長を阻害する大きな障壁となります。
やばい行動の裏側にある5つの原因

新入社員の問題行動の背後には、単なる個人の資質だけでなく、様々な社会的・環境的要因が関わっています。これらの根本原因を理解することで、より効果的な対応策を講じることができます。
現代の教育環境と社会背景の影響
現代の若者が育ってきた教育環境や社会背景は、彼らの行動様式に大きな影響を与えています。デジタル環境での成長により、対面コミュニケーションの機会が減少し、SNSなどの非同期コミュニケーションに慣れ親しんだ世代は、即時的な反応や説明を求められるビジネス環境に戸惑うことがあるでしょう。
また、学校教育において「正解」を求める傾向が強く、試行錯誤や失敗から学ぶ経験が不足していることも、柔軟な思考や問題解決能力の欠如につながっています。これらの背景を理解することで、単に「今の若者は…」と批判するのではなく、彼らの成長環境に配慮した指導法を考える必要があるかもしれません。
就職活動と入社後のギャップ
就職活動時の企業イメージと実際の職場環境とのギャップも、問題行動の一つ。
採用活動では企業の魅力的な側面が強調され、日常業務の現実や求められる能力について十分な情報が提供されないことがあります。
例えば、「フレックスタイム制で自由な働き方」をアピールしていても、実際には納期やクライアント対応などで厳格な時間管理が必要なケースや、「チャレンジを推奨する社風」を掲げていても、基本業務の習熟が優先される現実などのギャップが生じます。
このような期待と現実のズレが、失望や不満を生み、モチベーション低下や問題行動につながることがあるのではないでしょうか。
メンタルヘルスの問題
近年、若年層のメンタルヘルス問題も無視できない要因。社会的プレッシャーやSNSでの比較文化、将来への不安などから、精神的な問題を抱える若者も増加しています。うつ病や不安障害、発達障害などが未診断または未対応のまま職場に入ることで、一見「やばい」と思われる行動につながることも。
特に、初めての職場環境という大きな変化は、潜在的なメンタルヘルスの問題を表面化させる契機となりがち。企業側の適切な理解とサポート体制の構築が、これらの問題に対処する上で不可欠です。
仕事に対する世代間の価値観の相違
各世代で仕事に対する価値観や優先事項が異なることも、「やばい」と感じられる行動の背景にあります。
従来の「会社第一」「長時間労働は美徳」といった価値観に対し、現代の若者は「ワークライフバランス」や「個人の成長」を重視する傾向が強く、終身雇用の崩壊や社会構造の変化により、「会社への忠誠心」よりも「自分のキャリア構築」を優先する考え方も広がっています。互いの価値観を理解し尊重しながら、共通の目標に向かうコミュニケーションが重要になります。
入社前の適切な情報提供不足
新入社員の「やばい」行動の多くは、入社前の情報提供不足に起因していることがあります。企業文化、業務内容、期待される行動規範などについて、事前に十分な説明がないまま入社すると、新入社員は何が適切で何が不適切かを判断できません。
特に、オンライン採用が増えた昨今では、企業文化を体感する機会が減少し、「暗黙のルール」が伝わりにくくなっています。入社前から計画的な情報提供や関係構築を行うことで、これらの問題を予防することが可能となるでしょう。
適切な研修が受けられていない
十分な研修機会の不足も、新入社員の問題行動につながる重要な要因です。多くの企業では、基本的なビジネスマナーや業務スキルの習得を当然視しがちですが、現代の若者にとってはそれらが自明ではないことも少なくありません。
体系的かつ実践的な研修プログラムの設計と実施が不可欠。
【実例紹介】今年の新入社員もやばい?問題行動から学ぶ教訓
具体的な事例を通じて、問題行動とその対応策、そして得られた教訓について考察します。ここでは実際に企業で起きた事例をもとに、効果的な対応法を見ていきましょう。
社内イベントでのトラブル事例とその対応
社内イベントは社員間の交流を深める貴重な機会ですが、新入社員の不適切な言動によってトラブルが発生することも少なくありません。以下では、そうした事例と効果的な対応策を紹介します。
ここでは、社内イベントでのトラブル事例として、以下の点について解説します。
- 歓迎会での不適切な言動と解決策
- 社内懇親会でのマナー違反への対処法
歓迎会での不適切な言動と解決策
株式会社メイテックの社内イベントでは、多拠点をつないだ「リモ謎」やハイブリッド型の謎解きゲームを実施。オンラインとリアル参加者の交流が活発でしたが、進行中に一部参加者が過度に盛り上がり、他のメンバーの発言機会が減る場面も。
運営担当が適宜ファシリテートし、全員が発言しやすい雰囲気づくりを徹底することでトラブルを未然に防ぎました。
参照元:https://ikusa.jp/2023061940858
社内懇親会でのマナー違反への対処法
社員旅行や表彰式などのイベントでは、設備トラブルや時間管理の失敗が多く報告されています。例えば、半期表彰イベントで照明トラブルが発生した際、石川県の企業では運営が即座に代替照明を手配し、進行を止めずに対応しました。事前リハーサルや設備確認を徹底することで、マナー違反や混乱を最小限に抑える体制が重要です。
参照元:https://www.comnet-co.com/media/2017/07/30/64
これらの事例から、問題行動に対する即時かつ毅然とした対応と、個人の問題を組織全体の学びに変換する取り組みの重要性が伺えます。
NEO FLAG.のようなプロフェッショナルによる社内イベントの企画・運営サポートを活用し、社内研修やチームビルディング施策を実施することで、事前にマナーや期待される行動について明確にしたり、トラブル発生時の対応プロトコルを整備したりすることができます。
業務中の問題行動と効果的な介入方法
業務遂行中の問題行動は、プロジェクトの遅延や品質低下など直接的なビジネス影響を及ぼすため、迅速かつ効果的な介入が必要です。
指示無視を繰り返す新入社員への段階的アプローチ
株式会社メイテックでは、指示を無視する新入社員に対し、まず口頭で具体的な指導を行い、改善が見られない場合は書面で業務命令を明示。その後も従わなければ誓約書を提出させ、最終的には懲戒処分を検討する段階的対応を徹底しています。
参照元:https://kigyobengo.com/media/useful/1117.html
SNSでの不適切投稿に対する企業としての対応
株式会社ローソンでは、アルバイトによるSNSへの不適切動画投稿が発覚した際、即座に事実確認と本人へのヒアリングを実施。就業規則違反として厳重注意や契約解除を行い、再発防止のため全社員へSNS利用ルールの再周知を徹底しました。
参照元:https://www.agaroot.jp/corporation/column/compliance-violation/
このようなSNSに関連する問題は近年特に増加傾向にあります。NEO FLAG.では、社内イベントの企画段階からSNS投稿ポリシーの設計や参加者への事前教育まで含めたトータルサポートを提供することで、こうしたリスクの予防と対応をサポートしています。
総務・人事担当者向け:予防と早期発見のポイント

問題行動への対応は重要ですが、それ以上に予防と早期発見が効果的。ここでは、人事・総務担当者が取り組むべき予防策について解説します。
採用段階でのリスク察知方法
採用段階で潜在的な問題行動を示す兆候を察知することは、組織と応募者双方にとって重要です。以下のような点に注目して評価すると良いでしょう。
- 過去の困難な状況での対応やフィードバックへの反応についての質問
- グループディスカッションやケーススタディでの協調性や行動パターンの観察
- レファレンスチェック(前職や学校からの評価確認)の丁寧な実施
注意すべき兆候としては、自己アピールに終始し他者の話を聞かない態度、質問への回避的または過度に一般的な回答、責任転嫁の傾向、柔軟性の欠如など。ただし、面接の緊張から生じる一時的な振る舞いと本質的な特性を区別することも重要です。
入社時オリエンテーションでの効果的な指導
入社時のオリエンテーションは、企業文化や期待される行動を伝える重要な機会。形式的な説明に終始せず、実践的かつ記憶に残る内容にすることが効果的です。
- 明確な「職場の行動規範」を具体例とともに提示
- ロールプレイや実践的なワークショップによる体験学習
- ルールの背景や理由の丁寧な説明による納得感の醸成
- オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリッド型研修の実施
- 新入社員同士のピアサポート体制の構築
イベントプロデュースのNEO FLAG.では、こうした実践的なチームビルディングプログラムの設計から実施までをサポートし、新入社員の円滑な組織適応を促進するサービスを提供しています。
フォローアップ面談の設計と実施方法
入社後のフォローアップ面談は、早期に問題を発見し対処するための重要な機会。
効果的な面談のポイントは以下の通りです。
- 戦略的な面談タイミングの設定(入社1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後など)
- 直属上司と人事担当者による複数視点からの面談実施
- 職場環境への適応状況、期待と現実のギャップ、成長実感と課題、モチベーションの源泉など、多角的な観点からの対話
- 面談情報の適切な記録と時系列での変化追跡
フォローアップ面談で得られた情報は、単に個人の評価に用いるだけでなく、組織としての課題発見や研修プログラムの改善にも活用することが重要です。
先輩社員・メンター・トレーナーへの適切な指導方法
新入社員の成長を支援する先輩社員やメンター、トレーナーの役割は非常に重要。
彼らに対する適切な指導のポイントは以下の通りです。
- 「共感的理解」の重要性についての教育
- 効果的なフィードバック手法のトレーニング(サンドイッチ法、SBI法など)
- 「教えすぎない」指導の重要性の理解促進
- メンター自身のメンタルヘルスケアの提供
問題行動への具体的対処法と改善プロセス
問題行動が顕在化した場合の対処法について、具体的なステップとアプローチを解説します。適切な対応により、多くの新入社員は成長のきっかけをつかむことが可能となるでしょう。
段階的な指導アプローチ
問題行動への対応は、一律ではなく段階的なアプローチが効果的。状況の重大さと繰り返しの頻度に応じて、対応レベルを調整していくことが重要です。
初期対応:観察と事実確認のステップ
問題行動に気づいた際の最初のステップは、感情的な反応を抑え、客観的な事実確認から始めることです。以下のプロセスを踏みましょう。
- 問題と思われる行動の具体的な記録
- 周囲への影響や業務への支障の客観的評価
- 問題行動の背景要因の探索
- 介入の必要性と方法の判断
これらのステップを丁寧に踏むことで、感情的ではなく建設的な対応が可能になります。
中期対応:面談と目標設定の方法
事実確認の後、問題行動が認められた場合は、適切な面談と改善目標の設定が次のステップとなります。効果的な面談と目標設定のポイントは以下の通りです。
- プライバシーが確保された静かな環境での面談実施
- 良好な関係構築から始め、防衛的な反応を最小化
- 具体的な事例を挙げながら、事実ベースでの問題行動の伝達
- 新入社員自身の認識や背景の丁寧な聴取
- 具体的かつ測定可能な改善目標の設定
- サポート計画の明確な提示
- フォローアップ計画の共有
これらのステップにより、問題の指摘だけでなく、具体的な改善に向けた建設的な対話が可能になります。
最終対応:評価と判断の基準
一定期間の改善取り組みを経ても問題行動が継続する場合、または特に深刻な問題の場合は、最終的な評価と判断が必要となります。以下のプロセスを検討しましょう。
- これまでの経過の客観的な記録・評価
- 改善が不十分な場合の根本原因の深堀り分析
- 部署異動や職務変更の可能性検討
- 専門的なサポートの提供検討
- 正式な警告と最終改善機会の設定
- 必要に応じた契約終了の検討
いずれの判断においても、法的リスクの最小化と倫理的な配慮が不可欠。また、当事者の尊厳を尊重し、将来のキャリアに不必要な傷を残さないよう配慮することも重要です。
チームとして取り組む改善策
個別の指導だけでなく、チーム全体で取り組む改善アプローチも重要。効果的なチームアプローチのポイントは以下の通りです。
部署内での協力体制の構築
新入社員の成長支援は、直属上司や人事部門だけの責任ではなく、部署全体で取り組むべき課題。効果的な協力体制を構築するためには、以下の取り組みが重要です。
- 「育成」を部署の文化として醸成
- 多様なメンタリング体制の構築
- チーム全体での振り返りと学びの場の設定
- 相互フィードバック文化の醸成
これらの取り組みにより、個人の問題を組織の成長機会に変換することが可能になります。
上司・先輩の関わり方の最適化
上司や先輩社員の関わり方次第で、新入社員の成長速度や定着率は大きく変わります。効果的な関わり方のポイントは以下の通りです。
- 「指示型」と「支援型」のバランスの取れた関わり
- 「褒める:指摘する」の比率への意識(3:1や5:1の比率を意識)
- 「教える」と「考えさせる」の効果的な使い分け
- 指導方法自体についての対話(メタ対話)の実施
これらの工夫により、新入社員の自律性と成長意欲を促進しながら、適切な方向づけが可能になります。
社内イベントを活用した問題解決アプローチ
社内イベントは単なる親睦の場ではなく、組織文化の醸成や問題解決の貴重な機会。効果的な活用法について解説します。
チームビルディングの場としての食事会の活用法
社内懇親会として催される食事会は単なる飲食の場ではありません。戦略的に設計することでチームビルディングの貴重な機会となります。効果的な活用法としては以下の通りです。
- 明確な目的設定(単なる「親睦」ではなく具体的な成果を想定)
- 戦略的な席次・組み合わせの工夫
- 軽いアクティビティの組み込み(自己紹介ビンゴ、チーム対抗クイズなど)
- 飲みニケーションに依存しない交流設計
非公式な場でのコミュニケーション改善策
公式なミーティングや研修だけでなく、非公式な場でのコミュニケーションも、新入社員の適応と成長に大きな影響を与えます。効果的なアプローチとしては以下の通りです。
- 物理的な接点創出(共有スペースの工夫、定期的な「コーヒータイム」など)
- デジタルプラットフォームの戦略的活用(雑談チャンネル、バーチャル茶話会など)
- 「共通の話題」の提供(社内読書会、ランニングクラブなど)
- 「教える・教わる」関係を超えた「共創」の機会創出
これらの工夫により、職位や経験を超えた自然なコミュニケーションが促進され、組織の一体感と相互理解が深まるでしょう。
多様な価値観を共有するワークショップの設計
世代間や経験値の異なるメンバー間の相互理解を促進するためには、多様な価値観を可視化し共有するワークショップが効果的。設計のポイントとしては、以下の4点です。
- 心理的安全性の確保(批判や評価を恐れずに意見表明できる環境づくり)
- 具体的な体験やストーリーの共有促進
- 異なる世代・立場の相互理解を促進するエクササイズの実施
- 共通の未来ビジョンの協創プロセスの組み込み
これらの工夫により、表面的な対立や誤解を超えて、本質的な相互理解と尊重の文化を醸成することが可能になります。
リモート環境での関係構築イベントの実施方法
リモートワークやハイブリッドワークが普及する中、オンライン上での効果的な関係構築方法が重要性を増しています。効果的なアプローチとしては、
- オンラインの特性を活かしたイベント設計(匿名投票、ブレイクアウトルームの活用など)
- 事前・事後の関わりを含めた「拡張イベント」としての設計
- 物理的要素を組み合わせるハイブリッド設計(同じお菓子セットの事前配送など)
- 多様な参加スタイルへの配慮(カメラオン/オフの選択制など)
NEO FLAG.では、こうしたオンライン・ハイブリッド型イベントの企画からツール選定、当日のファシリテーションまでワンストップで提供するイベントプロデュースサービスを展開しています。
成功事例:問題行動から成長した新入社員のストーリー

問題行動があっても、適切なサポートと本人の努力により大きく成長するケースは少なくありません。実際の成功事例から学びます。
初期の課題から克服までのプロセス
第一生命保険株式会社では、入社当初にあいさつや報連相が苦手な新入社員が多く見られましたが、2週間の研修と現場での実践を繰り返すことで、徐々に基本行動が定着し、業務への自信を深めていきました。
参照元:https://service.alue.co.jp/blog/problematic-new-employee
転機となった社内イベントや取り組み
伊藤忠商事株式会社では、4日間の新入社員研修でチームワークや総合演習を実施。実践型ワークを通じて「相手の期待を考えて行動する」意識が芽生え、現場配属後の積極的な行動に大きな変化が見られました。
参照元:https://service.alue.co.jp/blog/problematic-new-employee
周囲のサポート体制が果たした役割
Sky株式会社ではOJTトレーナーや人事部が連携し、定期的な1on1や週次報告会を実施。新入社員の悩みや課題を早期に把握し、現場全体でフォローする体制が、問題行動からの成長を後押ししました。
参照元:https://keysession.jp/media/problematic-behavior-among-new-recruits/
まとめ:やばい新入社員を活躍する人材に変えるために
「やばい新入社員」と思われる行動の背景には、様々な要因があります。単に個人の資質や姿勢の問題と決めつけるのではなく、社会的背景や組織の受け入れ体制も含めた多角的な視点から問題を捉え、適切な対応策を講じることが重要です。
効果的な対応の鍵は、予防・早期発見・適切な介入の3段階のアプローチ。
採用段階からのリスク察知、入社時の充実したオリエンテーション、定期的なフォローアップ面談などの予防策から、問題発生時の段階的な対応プロセス、そしてチーム全体での支援体制構築まで、包括的なアプローチが求められます。
特に、社内イベントは単なる親睦の場ではなく、組織文化の醸成や相互理解の促進、問題解決の機会として戦略的に活用することが効果的。
NEO FLAG.では、オンライン・オフラインを問わず、目的に応じた効果的な社内イベントの企画・運営を通じて、新入社員の円滑な組織適応と成長をサポート。
最後に、本記事で紹介した成功事例からも明らかなように、「やばい」と思われる新入社員も、適切なサポートと環境があれば大きく成長し、組織の貴重な戦力となる可能性を秘めています。問題行動をネガティブなレッテル貼りで終わらせるのではなく、成長機会と捉え、組織全体で取り組む姿勢が重要です。
「変えようとするのは相手ではなく、まず環境と関わり方から」—この視点を大切に、次世代の人材育成に取り組んでいきましょう。
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以下のページでは、コロナ禍の社内イベントや社内コミュニケーション活性化に役立つPDF資料を配布中です。すべてダウンロードは無料です(内容の改ざん、二次配布は禁止とさせていただきます)
「社内イベント事例集40」にて社内イベントを実施した40社の口コミや開催形式をご紹介★

当社は、料理・イベント企画等でさまざまな形式の社内イベントに携わってまいりました。その数はオンライン・オフライン合わせて10000社以上に上ります(2022年7月現在)
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